一斉退治はできないが、布団の中に置いておくとじわじわ減らせるそうだ。ダニの捕獲状況も分かりやすいので、かゆみの原因が本当にダニなのかも確認できるという。 多少ニオイがするものの、ダニの誘引剤が天然由来成分で安心して使える商品も出ている。

起きてすぐのベッドメイキングは不要?日頃の対策

このほか、ダニが再び発生しないようにするには、以下のような寝室・布団のお手入れをできるだけ行うとよい。

湿気をため込まない習慣を続けよう(画像はイメージ)
湿気をため込まない習慣を続けよう(画像はイメージ)

・寝室は窓を開けてしっかり換気する
・布団は3日に1度は干して、起床後は1~2時間空気にさらす
・起きてすぐベッドメイキングをせず、マットレスの表面が乾きやすいように掛け布団はめくっておく
・暑い季節はシーツを3日に1度、少なくとも週に1度は取り替える
・マットレスが両面使用可能なら半年に1度はひっくり返して使う面を変更する

など、ダニが心地よい“湿気”をため込まないような習慣も続けよう。ダニによるかゆみや不快感、アレルギー症状が改善すれば、良質な睡眠にもつながるはずだ。

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快眠・寝具について幅広い情報を発信する、上級睡眠健康指導士の加賀照虎さん
快眠・寝具について幅広い情報を発信する、上級睡眠健康指導士の加賀照虎さん

加賀照虎
睡眠健康指導士。3,000万PV超の「快眠タイムズ」にて睡眠学に基づいた快眠・寝具情報を伝える。朝の情報番組にてストレートネックを治す方法を紹介。現在、雑誌、テレビ、ウェブなどの幅広いメディアで快眠の啓発活動に取り組んでいる

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プライムオンライン特集班
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