静岡・伊東市で8月31日、左から合流しようとした車を避けた黒い車が、反対車線に出て対向車と接触した。弁護士は、直接ぶつかった車だけでなく、合流した車にも過失の可能性があり、優先車を妨げない義務がある合流側の責任が重くなる場合もあると説明している。

「お互い無理やりいっちゃって」接触の責任は両方の車になる可能性

静岡・伊東市で8月31日、車線が減少する地点での思わぬ事故をカメラが捉えた。

(提供:すー)
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事故の直前、車線が減少し、左の車が合流しようとする。
目の前の黒い車は、左から来た車を避けるように反対車線へ出ると、対向車と接触した。ドアミラーが、飛び散っているようにみえる。

撮影者は「譲り合いが足りなかったのかなと。お互い無理やりいっちゃって…」と当時の状況を語った。

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責任はどう問われるのか、交通ルールに詳しい高山弁護士に聞いてみた。

高山法律事務所・高山俊吉弁護士は「両方の車になる(可能性がある)。直接当たった車はもちろん、その原因を作った合流しようとした車も原因関係に関わるので」と指摘した。

“本来の車線を走る車”を優先させるのが基本

さらに、高山俊吉弁護士は合流してきた車の方が責任が重くなる可能性があると説明した。

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「合流してくる車は、本来の車線を走る車に対して、優先させるのが基本的。(合流車は)そこで待って入れる状況を確認して入るべきだった」

また、優先側の車もクラクションなどで警告を行う措置が求められるという。
(「イット!」9月11日放送より)

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