危険すぎるイタズラ「ドアキックチャレンジ」

アメリカ・テキサス州で8月、子供が銃で撃たれ死亡する事件が発生した。その事件のきっかけはイタズラだった。

住宅のドアを飛び蹴りする人物
住宅のドアを飛び蹴りする人物
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警察が注意喚起のため公開した映像では、玄関のドアに跳び蹴りして何度もドアを叩き、逃げる姿が撮影されていた。

3人がかりでドアに突進する少年ら
3人がかりでドアに突進する少年ら

さらに、別の時には3人がかりでドアに突進し、逃げて行く様子も捉えられている。

同じ住宅で撮影された迷惑行為の様子(Chandler Police Department)
同じ住宅で撮影された迷惑行為の様子(Chandler Police Department)

これはアメリカで流行中の「ドアキックチャレンジ」だ。

他人の家のドアを蹴るなどして逃げるという迷惑行為で、日本でいう“ピンポンダッシュ”の過激版と言える。

イタズラが招いた11歳の死

中には度を超えた事例も確認されている。マスクをかぶる少年が手に持っていたのは、エアガンだった。

次の瞬間、ドアを蹴り上げ、エアガンを乱射した。

ドアにエアガンを乱射する少年
ドアにエアガンを乱射する少年

動画を撮影し、SNSに投稿する目的があったとみられる。

ところが、こうしたイタズラが悲劇を生んでしまった。

事故が起きた現場に集まる警察官たち
事故が起きた現場に集まる警察官たち

ドアを叩いて逃げる途中だった11歳の少年が、銃で撃たれ死亡してしまったのだ。

こうした危険な流行にアメリカ国内では、各地の警察などが注意喚起の動画を投稿し、「イタズラではすまされない」と警鐘を鳴らしている。
(「イット!」 9月8日放送より)

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