選抜高校野球大会の出場校32校が決まり、長崎から長崎日大と長崎西の2校が甲子園への切符をつかんだ。ダブル出場は2023年に長崎日大と海星が出場して以来2回目となる。
喜びを爆発!21世紀枠の「長崎西」
30日、長崎西高校では野球部員が校内のホールに集まった。
待ち時間は勉強する選手たち。発表の時間が迫ると保護者やOBなどと一緒に、センバツ出場校の発表の様子を配信映像で見守った。
長崎西の名前が発表されると、歓声をあげ喜びを爆発させた。
「考える野球」高く評価
県内屈指の公立進学校の長崎西は、県大会は準優勝、九州大会ではベスト8に進出した。
ボールを使った練習ができるのは1日1時間半ほど。そこでマネージャーが自作したバッティングの分析アプリなどを使って練習効率を高め、力をつけてきた。
こうした取り組みが「考える野球」を進めたとして、21世紀枠の候補9校の中で最も多くの委員から評価を得た。
「勉強でも野球でも結果を出せることを示したい」
甲子園出場は1981年の夏以来45年ぶりで、春のセンバツは75年ぶりとなる。その時は名古屋電気と対戦し、工藤公康投手にノーヒットノーランを喫した。
長崎西の桑原直太郎主将は「今回も強豪校ばかり選出されている。勝つために何をすればいいか考えながら練習していく」と語った。
また、熊寛生投手は「勉強でも野球でも結果を出せることを全国で示したい」と意気込む。
「長崎日大」甲子園を見据えての練習は「声」
長崎日大は、3年ぶり5度目となるセンバツ出場が決まった。秋の県大会優勝、九州大会準優勝という好成績を収め、九州代表5枠のうちの1校に選ばれた。
梶山風岳主将は「めちゃくちゃ嬉しい」と語るが、決定の瞬間はどう喜んでいいかわからなかっということで、チームはシーンと静まり返っていた。
長崎日大はセンバツ出場が決まる前から、甲子園での戦いを見据えた練習に取り組んできた。特徴的なのは練習中から響き渡る「声」だ。
「甲子園では観客の声援も大きいので、仲間の声が聞こえにくくなることも想定して、普段の練習中から大きな声を出してコミュニケーションを取ることを特に意識している」と、選手たちは話す。
柔道部との朝練で筋力アップ
長崎日大野球部はさらなる強化のため、2025年秋から柔道部と一緒に朝練を始めた。
長崎日大柔道部といえば、県高総体の男子団体で11連覇中。さらにオリンピック柔道男子81kg級で2大会連続金メダルに輝いた永瀬貴規選手を輩出した超強豪校として知られている。
選手たちは週4回、主に上半身の筋トレを継続中。その結果、筋力がつき、打球の飛距離が伸びたという。全国レベルの他競技の練習も上手く取り入れて、チーム強化にいかしているのだ。
勝利のカギは古賀のピッチング
センバツでの勝利のカギを握るのは「古賀投手のピッチング」だ。
身長185cmの長身を生かした落差の大きいカーブが武器の古賀友樹投手(2年)は、九州大会後は走り込みを増やし、スタミナをつけてきた。
柔道部との朝練で筋力がアップ、体幹も強くなった。球速や投球のバランスも良くなったと話す。センバツ出場校の強力打線を相手に、エースの好投がチームの勝利に直結することは間違いない。
33年ぶりの白星を目指して
長崎日大高校のセンバツ最高成績は、初出場となった1993年のベスト8。それ以降は初戦敗退が続いていて、2010年夏を最後に白星から遠ざかっている。今回のセンバツでは33年ぶりの白星獲得が目標だ。
平山監督就任後は2022年、2023年に続く3度目のセンバツ出場となった。センバツは3月6日に組み合わせ抽選会があり、19日に開幕を迎える。
(テレビ長崎)
