長崎からは長崎日大と長崎西がダブル出場となる「センバツ高校野球」。高校球児の晴れの舞台で、長崎の高校生が“声”でエールを送る。
朗読部門で全国1位の高校生
長崎北陽台高校2年の只安遥都(ただやす はると)さん。
3月19日に開幕するセンバツ高校野球の開会式で、司会を務める。
只安さんは2025年7月、「放送部の甲子園」ともいわれるNHK杯全国高校放送コンテスト朗読部門で優勝し、大役を任された。
優勝したら司会のオファーが回ってくると色々な先輩から聞いていたということで「来るだろうなと予想というか覚悟はしていたが、選ばれてすごくうれしかった」と話す。
「伝える、表現する楽しさ」
只安さんは「初めてのことにチャレンジしよう」と、高校から放送部に入部した。
結果を出し続けることへのプレッシャーなどから放送部を離れた時期もあったが、「伝える、表現する楽しさ」が、復帰を後押しした。
只安さんの強みは、落ち着いた安定した読み方と、朗読を通して磨いてきた表現の幅だ。
ただ、甲子園での式典アナウンスでは、求められることが異なる。「話しかけるように」というよりは、「1回1回その場の空気をきちんと進行していくこと」が求められるのだ。
指導する外部指導員の広松由美さんは「司会は裏方から送れる高校生同士で最高のエール。大きなエールを送る訳だから、そういう気持ちで臨んでほしい」と励ます。
エールを声に乗せて
只安さんは開会式では入場行進を担当する。長崎日大と長崎西を含む出場32校の学校名を読み上げるのが役目だ。
アクセントに気を付けなければいけない部分が続き、そこが不安要素でもあるという。
一方で、高校球児や関係者にとって大切な晴れ舞台だからこそ「正確に伝えたい」という思いが日増しに強くなり、本番までに何度も何度も原稿を読んで、自分のものにしたいと思っている。
只安さんは「甲子園に出場する長崎の2校の選手たちにも恥じないよう、選手の皆さんにとっても自分の高校を誇りに思ってもらえるような読みにしていきたい」と、意気込んでいる。
「放送」の甲子園から本物の甲子園へ。只安さんは19日の開会式ではエールを声に乗せて届けます。
(テレビ長崎)
