3月19日に開幕する春のセンバツ高校野球。今大会では、大会史上初めて新潟県から一般枠で2校が出場する。12年ぶり6度目の出場を決めたのが、日本文理だ。長年、新潟県の高校野球を牽引してきたが、22年夏を最後に甲子園からは遠ざかっていた。伝統の“つなぐ野球”で2011年以来の春勝利を目指す。
日本文理 12年ぶり6度目の出場「強豪にひるまずに」
昨秋の新潟県大会を制し、北信越大会で準優勝に輝き、12年ぶり6度目の甲子園出場を決めた日本文理。
春夏通じて県勢最多の甲子園出場を誇る名門も2022年夏を最後に甲子園から遠ざかっていた。
主将の渡部倖成は「自分たちの関わってきた先輩たちが立てなかった舞台に自分たちが立つということで、本当に楽しみという、ワクワクした気持ちがある。本当に全国屈指の強豪が揃っているので、ひるまずにやっていきたい」と全国の強豪相手に日本文理らしいプレーで勝利を重ねていきたいと意気込む。
武器は伝統の“つなぐバッティング”と“粘り強さ”
渡部にプレー面での持ち味を聞くと「バッティングでいったらつなぐ、自分の打点を挙げるという役目もあるが、あとのバッターに託すという意味で“つなぐバッティング”が自分の持ち味」と話す。
伝統の“つなぐバッティング”と“粘り強さ”は今チームでも健在。
昨秋の県大会決勝の中越戦では、7回まで7点ビハインドの試合展開となったが、そこから逆転。サヨナラ勝ちで県の頂点に立った。
鈴木崇監督も「秋の大会でも、先行で先に取って逃げ切るという展開。追い上げられても粘れるし、そういった面では派手さはないが、“つなぎ”というような代名詞が似合うんじゃないかというチーム」と評価する。
チーム屈指の強打者「流れを一気にもたらすような打撃を」
その打線の中心となるのがチーム屈指の強打者・秦碧羽だ。
力強いバッティングで北信越大会準決勝の敦賀気比戦ではホームランを放つなど、チームの得点源となっている。
「自分の持ち味としてはバッティングで飛距離を出すのもあるが、バットコントロールで塁に出るというのも役目ではある。自分は3番で打っているので、チームに流れを一気にもたらすような打撃ができるように頑張っていきたい」
期待のエース「変化球とまっすぐのコンビネーションが持ち味」
攻撃陣への期待が高まる中で、投手陣の注目は期待のエース・染谷崇史だ。
自身のピッチングについては「変化球とまっすぐのコンビネーションで相手を打ち取ると言うのが自分の持ち味」だと言う。
この冬はウェイトトレーニング・ジャンプ系トレーニングで瞬発力をアップさせ、球のキレが秋よりも一段階上がった。
県勢 春のセンバツ勝利は日本文理のみ「目標は全国制覇」
成長した姿を大舞台で見せたいと意気込む日本文理。

主将の渡部は「センバツ出場は久しぶりなので、まずは春の甲子園の土をかみしめながらプレーするのと、日本文理としての目標が全国制覇なので、そこに向かっていきたいと思う」と意気込む。
春のセンバツで、新潟県勢で勝利を挙げたのは日本文理のみで、最高成績はベスト8。
新潟県王者が新潟県勢・学校の歴史を変える戦いに挑む。
