(1)爪先の中央部と指の先端を同じ高さに切る
(2)爪先の白い部分(フリーエッジ)を0.5mm〜1mmくらい残す

「健康な爪の場合はどちらの方法でも構いませんが、深爪を続けている方ですと、指先よりも低い位置から爪が白くなっていることもあり、(2)の方法では上手く切れない場合もあります」
深爪を続けると、爪の健康を損なうリスクもある。
「爪の縦幅がどんどん短くなり見た目のバランスが悪くなったり、巻き爪の原因になったり、細菌が侵入しやすくなることで感染症のリスクも上がります」
足は「スクエア型」に近づける
では、足の爪と手の爪で切り方は変わってくるのだろうか。
「まず伸びる速さが異なります。手の爪は1日あたり0.1mmほど、1週間で0.7〜1mmほど長くなります。一方で足の爪はその半分程度のスピードです。そのため手の爪は週1回程度、足の爪は2週間〜20日に1回程度の頻度でカットするのが理想的です」
切り方は「基本的には同じですが多少の違いがあります」と山田さん。

「足の爪は巻き爪になりやすいので、その予防のため角を落としすぎず、スクエア型を意識して切るのがおすすめです。なお爪切りには、刃が曲線を描く『カーブ刃』のものと、一直線の『直線刃』のものがありますが、足の爪は直線刃のもののほうが切りやすいですよ」
やすりがけにも順序があった!
爪切りの後は、本体裏側についているやすりを使って爪を整えるのも大切。使わない人もいるだろうが、これも爪に必要なケアだ。