爪を切るときは「端→真ん中→反対の端へ」と切っていく人が多いだろう。しかし実は、「真ん中から先に切る」のが望ましく、爪の健康にも良いという。
約400種類の爪切りをラインナップする貝印で「ツメキリアドバイザー」として活動する山田規光久(きみひさ)さんに、「爪に優しい切り方」や「爪切りの買い替え時」について聞いた。
長さとバランスが整えやすい
貝印が提唱する「正しい爪の切り方」は、中央部をまずカットした後、端へと向けて少しずつ左右を切っていく…というものだ。

「まず中央部分を切るのは、全体の長さの基準をしっかり作るため。そして最初に中央を切っておくことで、左右のバランスも整えやすくなります」

逆に、「端→真ん中→端」という順番で切ると、片側だけを深く切りすぎてしまったりと、バランスが崩れやすくなる。「端から切るのが絶対NGではないですが、左右対称に形を整えやすいのは真ん中から切る方法です」と山田さんはアドバイスする。
どこまで切るべき?
では、どの程度の長さを残して切るべきなのだろうか。山田さんによれば基準は次のどちらか。