年齢を重ねると、上胸が痩せ、さらにトップの位置が下がってくる。授乳を経験した人は胸の形崩れが気になる人も多いだろう。しかし、そこで諦めないでほしいとパーソナルトレーナーのつむらみおさんは言う。

「年を重ねた胸を若い頃と同じに戻すことはできませんが、上胸に筋肉をつければハリのある若々しい胸になりますよ」

バストアップには、まずは姿勢改善を行い、次に筋力アップのトレーニングを行うのがいいという。順番に紹介しよう。

胸だけでなく、太もも、腹下、二の腕など、他部位のトレーニングはこちらから↓
『自分の筋肉を侮るな 実践!“痩せるカラダ”づくり』

胸の位置が一段上がる【ローイング】

まずは「ローイング」で猫背・巻き肩の改善から。

「姿勢が改善されるだけでバストが上がって見えますよ」とつむらさん。広背筋をアップして猫背・巻き肩が改善すると、姿勢が美しく見えるだけでなく、背中・肩・二の腕の筋肉が使われることで脂肪が付きにくくなるといううれしい効果も。

効果:広背筋アップ、猫背・巻き肩改善
回数の目安:15回×3セット

脚を肩幅に開いて腕を下ろす
脚を肩幅に開いて腕を下ろす
この記事の画像(7枚)

(1)肩幅くらいに脚を開き、膝の力を緩めて軽く曲げる。そのまま腕を下ろす。

腕をグッと後ろに引く
腕をグッと後ろに引く

(2)脇を締めながら腕を後ろに引く。この時、息を吸って胸を開く。

肘の角度を意識!
肘の角度を意識!

【ポイント】
・肩が上がらないように
・肘を曲げすぎないように

筋肉で胸を作る!【チェストプレス】

胸全体に広がる大きな筋肉である“大胸筋”を鍛えることで胸板に厚みを出し、痩せてしまった胸をボリュームアップすることができるという。「上胸が痩せて胸の位置が下がるとTシャツが似合わなくなるんです。でも大胸筋でハリを出せば、Tシャツをかっこよく着こなすことができますよ」とつむらさん。

効果:大胸筋、バストアップ
回数の目安:20回×3セット

腕を上げて開く
腕を上げて開く

(1)腕を胸の位置まで上げ、グッと開く。

肘を寄せる
肘を寄せる

(2)胸を張ったまま、グッと肘を寄せる。

【ポイント】
・アンダーバストの位置から胸を寄せるイメージで行う
・背中を丸めない

つむらみおさんから一言
「年を重ねてしぼんだバストは筋肉で盛ればいい!というのが私の考え方。『私のバストは筋肉で出来ています』と公言しています!」

他部位のトレーニングは以下から!↓
スクワット編
お尻編
お腹編
背中編
二の腕編

■つむらみおさんのYouTubeチャンネルはこちら
https://www.youtube.com/@miogym5552

『みおの女子トレ部のやせる!食べトレ (美人力PLUS)』(Gakken)
『みおの女子トレ部のやせる!食べトレ (美人力PLUS)』(Gakken)

つむらみお
パーソナルトレーナー。個人の癖や骨盤に合わせた完全カスタマイズメニューで、“理想の体”をリバウンドなしで手に入れる食事やトレーニングを発信。産後1年でボディメイクコンテスト優勝。YouTubeチャンネル登録数は累計72万人。雑誌「Forbes」「Tarzan」「anan」、テレビ番組への出演も多数。オンラインにてレッスン開催中。

(画像:MIO GYM YouTubeより)

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