いよいよ後半3連戦。負けられない戦いが続くFIVBパリ五輪予選/ワールドカップ2023。ベルギー・トルコ・ブラジルといった強豪国と戦ううえで、女子日本代表・眞鍋政義監督が生み出した秘策が「マッハとジェット」だ。

眞鍋ジャパン秘策「マッハとジェット」

「マッハとジェット」とは、セッターからのトスが上がりアタックされるまでの時間が1秒以内のバックアタックのこと。

「ジェット」セッター 6 関菜々巳にパスが渡る 10 井上愛里沙はまだコートのバックゾーンに
「ジェット」セッター 6 関菜々巳にパスが渡る 10 井上愛里沙はまだコートのバックゾーンに
この記事の画像(6枚)

チームではセッターが自分より前方にトスを上げアタックするのを「マッハ」、セッターが後方(背後)にトスを上げアタックするのを「ジェット」と呼んでいる。

「ジェット」セッター 6 関菜々巳が背後にトス
「ジェット」セッター 6 関菜々巳が背後にトス

トスを上げ2種類のバックアタックを素早く1秒以内に打つことにより、相手ブロッカーに的を絞らせないのが「マッハとジェット」の特徴だ。

「ジェット」アタックラインから跳んだ 10 井上愛里沙が1秒以内にバックアタック
「ジェット」アタックラインから跳んだ 10 井上愛里沙が1秒以内にバックアタック

今回のワールドカップ出場24チーム(プールA・B・C各8カ国)の中で、平均身長が一番低いのが日本だ。平均身長1位が中国(プールA)の188cmに対し、日本(プールB)は175cm。その差は13cmもある。

そんな背の高い海外勢にマッハとジェットの「スピード」と「バリエーション」で対抗するのだ。

この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。 ギャラリーページはこちら(6枚)
プライムオンライン編集部
プライムオンライン編集部

FNNプライムオンラインのオリジナル取材班が、ネットで話題になっている事象や気になる社会問題を独自の視点をまじえて取材しています。