連日熱戦が繰り広げられているFIVBパリ五輪予選/ワールドカップ2023。テレビ中継の実況・解説のコメントの中から気になるワードをピックアップ。アルゼンチン戦やプエルトリコ戦中継でも出てきたバレー用語、「Aパス」と「Bパス」についてコンパクトにまとめて解説する。

A~Dパスまでの判断基準

Aパス:セッターがトスアップする位置に正確にレセプション(レシーブ)ボールが返ること。

Bパス:セッターが1、2歩動いた場所にレセプションが返ること。

Aパスをねらえ(写真:©️FIVB)
Aパスをねらえ(写真:©️FIVB)
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ちなみに、Cパスはセッターの打ちにくい場所にレセプションが返ること。

Dパスは、相手コートにダイレクトにボールが返ったり、セッターがトスを上げられない状態のこと。

Aパスが100点満点のワケ

このA~Dパスを独自の判断基準で点数として表すと、Aパスは大変良く出来ましたの花マル100点。Bパスはまあ良く出来ましたの80~90点。Cパスは50点、Dパスは20点以下…といったところだろうか。

強気なトスワークが魅力 松井珠己
強気なトスワークが魅力 松井珠己

セッターがトスアップしやすいAパスやBパスは、複数のオプションの中から攻撃を選択できるが、Cパス、Dパスになると有効な攻撃ができなくなってしまう。

相手チームのサーブを受けるレセプション(レシーブ)がいかに重要か、ご理解いただけただろうか。

今夜も女子日本代表セッター・関菜々巳や松井珠己の足が動くかどうか着目し、テレビの前で「Aパス!100点!!」と叫びたい。

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プライムオンライン編集部
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FNNプライムオンラインのオリジナル取材班が、ネットで話題になっている事象や気になる社会問題を独自の視点をまじえて取材しています。