3月23日からフランス・モンペリエで開幕する世界選手権。

開幕を直前に控えた公式練習で、ツイストリフトやスロージャンプを入念に確認したペアの三浦璃来・木原龍一組。終始笑顔で、充実した練習を行った。

その後のインタビューで、木原と三浦は笑顔でいる理由を話すとともに、シーズン最後の締めくくりとなる大会への意気込みや世界選手権への思いについて語った。

【木原龍一】“結果より楽しもう”がテーマ

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――モンペリエ来て2日間の練習を終えて、今の感触や調子はどうですか。
木原:
時差が少ないので体も良く動いていますし、海外の試合に行ったときの体のキツさがないので、今ものすごく楽です。

三浦:
カナダとの時差も5時間しかないので、すごく調整しやすいですし、自分たちが一番心地よい滑りができていると思う。

――2日間練習を見て、ブルーノコーチを含め、すごく楽しそうな雰囲気で、チームの雰囲気が良いと感じていますが、いかがでしょう。
木原:
前回の試合では2人とも結果を求めすぎて、楽しめていなかったので、今回は結果より楽しもうということが3人、チームのテーマ。それが自然に出ていたり、作っているものではなくて、“2人で滑れていることが楽しい”というものを、みなさんが感じてくださっていると思う。

三浦:
いつものチームの雰囲気で、モンペリエでもいつも通りの会話とかで良い雰囲気なのかな、そう見えているのかなと思います。

――昨年トップ10、北京で7位、どんなことを目標にしていますか。
木原:
結果を求めたい部分もあるんですけど、そうすると自分たち自身が楽しめなくなってくるので、“人の心に残る演技”がしたいと思っています。

三浦:
私たちはショートもフリーも今シーズンとしては最後なので、心を込めて滑りたい。

【三浦璃来】最後は笑顔で締めくくりたい

――北京オリンピックで2人を知ったり、ファンになった方もいると思います。どんな演技を届けてくれますか。
木原:

スケートの楽しさ、滑れる喜びを世界中に届けたい。

三浦:
私たちらしい雰囲気がみなさまに伝わればと思います。

――今シーズンは活躍が続いて、オリンピックを経て世界選手権が締めくくりです。どんな締めくくりにしたいですか。
三浦:

先シーズンに比べて今シーズンはたくさんの試合を経験できて、本当にたくさんの経験を得られたので最後は笑顔で締めくくりたい。

木原:
とにかく楽しみたい。

――最終グループで迎えるショートです、いかがですか。
木原:

今までなかなか後ろのグループで滑ることがなく、今回後ろのグループで滑れることができるのは本当に嬉しい。

三浦:
いつも通りで。私も緊張すると思うので頑張りたい。

北京オリンピックで7位に入賞した2人は、世界選手権で10年ぶりのメダル獲得に挑む。

世界フィギュアスケート選手権
フジテレビ系列で3月23日(水)から4夜連続生中継(一部地域を除く)
https://www.fujitv.co.jp/sports/skate/world/index.html

フィギュアスケート取材班
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