エストニア・タリンで開催された世界ジュニアフィギュアスケート選手権。
女子は、島田麻央が史上初の大会4連覇を達成。そして、初出場の岡万佑子が銅メダルを獲得、岡田芽依がショートから巻き返し、10位となった。
史上初の4連覇を達成した島田麻央
女子の優勝は島田麻央。
「今シーズンで一番の出来だった」と笑顔で首位発進し、最終滑走で迎えたフリープログラム。
しかし、想定外の発熱を起こし、島田はフリープログラムの前日練習に姿を見せなかった。
「昨日は一日中寝たきりで、朝ちょっと動けるようになったけど、ふらふらして滑れないかなと思った」と話すように、極限の状態で朝の練習で調整を行った。
「ジュニアラストの試合、日本から応援に来てくださった方に演技を見せたかったので何としても出たかったです」
「6分間練習の後も1つジャンプを跳ぶだけで息が上がってしまう状況だったので、最後の最後まで迷いがあったんですけど、諦めたくない気持ちで行くって決めて最後は頑張った」と満身創痍でスタートポジションへ。
朝の公式練習ではダブルアクセルで調整していた冒頭のジャンプだったが、「いつもの自分を信じて跳ぼうと思った」と、本番ではトリプルアクセルに変え、出来栄え点2.06で着氷。
得意のスピンでバランスを崩す場面が見られたものの、その後もすべてのジャンプを着氷し、笑顔でフィニッシュ。
キスアンドクライで得点が発表され優勝が決まると濱田美栄コーチと抱き合い、涙があふれた島田。「今は滑り切れただけでうれしいし、結果もついてきたことも嬉しくて、ただただ嬉しいです」と喜びをかみしめた。
「今日の演技は本当にミラクルだと思いますし、最後まで滑り切れたことがミラクル。今日は一番のミラクルを出せたんじゃないかなと思います。今できることは本当に100パーセントできました」
この世界ジュニア選手権は島田にとってジュニアラストの試合。
4年間を振り返って、「最初の1年は嬉しい、楽しいの連続で、2、3、4とすごい連覇の苦しさを味わって、やっとこうやってジュニアの連覇が1回なくなると思うと楽になる気もします」とプレッシャーを感じながらも、ジュニアカテゴリー39試合無敗で突き進んできた。
前人未到の世界ジュニア選手権4連覇を達成し、来季からはシニアの舞台へ。
「シニアになるからには、もっとうまくならないといけないという大変さもあると思うので、しっかりシニアの選手と一緒に戦えるような滑りがしたい」
今後も「令和のマオ」の成長から目が離せない。
