エストニア・タリンで開催中の世界ジュニアフィギュアスケート選手権。
男子は、中田璃士が日本男子史上初の2連覇を達成。そして、初出場の西野太翔が銅メダルを獲得、蛯原大弥が9位となった。
日本男子の世界ジュニア選手権での複数表彰台は2015年、2023年に次ぐ3回目の快挙となった。
日本男子史上初の2連覇を達成した中田璃士
優勝し、2連覇を成し遂げた中田璃士。
ジュニアのショートプログラム歴代最高得点を塗り替え、最終滑走で迎えたフリープログラム。
リンクサイドから演技を終えた西野と蛯原が声援を送る中、「何千回、何百回跳んでいるジャンプを今ここで1発やるだけ」と強い気持ちでスタートポジションへ。
冒頭、軽やかな4回転サルコーを着氷させると出来栄え点は驚異の4.30点。その後も4回転トーループ+3回転トーループなど、4回転2本、トリプルアクセル2本の高難度構成をすべてプラス評価の出来栄えで演じ切り、最後は氷にうつぶせてガッツポーズ。
キスアンドクライで得点が発表されると、父でもある中田誠人コーチと抱き合う中田の目には涙が浮かんだ。
ジュニアグランプリファイナルで敗れ、「次は絶対に勝つ」と誓っていた韓国のソ・ミンギュに25点差をつける総合268.47点は自己ベスト更新。表彰式後のインタビューでは首にかけた金メダルを見つめ、「とにかく嬉しい気持ちでいっぱいです」と喜びがあふれた。
世界ジュニア選手権2連覇は、2008年と2009年のアダム・リッポン以来、そして日本男子では史上初の快挙。有終の美を飾り、来季からは挑むのはシニアの舞台だ。
「マリニン選手がここで優勝していたのも、ここで最高得点を出したのも知っていた。ショートは越すことができた。来年から戦うので、そこで挑戦者として頑張りたい」
シニアの舞台で勝っていくために、「勝負強さをつけて、4回転アクセルも早く帰って練習したい」と前だけを見つめ、「最高の気持ちでシニアに上がれるので、ここからは挑戦者としてシニアで頑張って戦っていきたい」と飛躍を誓った。
