「森林管理」か「気候変動」か

トランプ大統領は「放火犯」。アメリカの野党・民主党の大統領候補、バイデン前副大統領が史上最悪の規模となっている山火事をめぐって痛烈に批判した。カリフォルニア州などで続く山火事は、これまでに東京都の9倍以上の面積を消失し、いまだに収まるめどは立っていない。バイデン氏は14日、原因は気候変動にあるとして、対策に消極的なトランプ大統領を批判した。一方、カリフォルニア州を訪問し、現場で救助活動にあたった州兵らを激励したトランプ大統領は、山火事の原因について「森林管理が行き届いていなかった」と述べ、気候変動とは無関係との考えを示した。

郵便投票本格スタート

11月のアメリカ大統領選は、新型コロナウイルス対策で急増が見込まれる郵便投票がカギを握る。郵便投票は野党・民主党支持層の若者のほか、車を持たない人や貧困層が投票しやすいため、民主党に有利とされ、トランプ大統領は「郵便だと不正が生じる」と反発している。

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アメリカ大統領選まであと2カ月

民主党候補のバイデン前副大統領は3日、黒人男性が警察官に銃撃されたウィスコンシン州を訪れ、男性の家族と面会した。
バイデン前副大統領
「アメリカは歴史的な転換期にあると思う。絶好の機会だと信じている」

バイデン氏は、黒人男性銃撃事件で抗議デモが続くウィスコンシン州で、住民との集会に参加し、自身が大統領に就任すれば、人種差別問題の解決に向けて前進できると強調した。またバイデン氏は、銃撃された黒人男性と電話で話したほか、家族とも面会し、1日に現地を訪れたトランプ大統領との違いが際立った。

そのトランプ大統領は、ペンシルベニア州で演説し、争点の「郵便投票」について、反発を強めた。

トランプ大統領
「名簿は不正確で、死んだ人の犬に投票用紙が届いている」

前日には、郵便投票をしたあと、投票所でも投票するよう呼びかけていたが、複数の投票を仕向けることは「重罪」だと指摘され、「投票所では、集計されているか確認を」と軌道修正した。

8月25日更新 与党・共和党大会開幕 トランプ氏正式指名

アメリカ大統領選に向けた与党・共和党の党大会が開幕し、トランプ大統領が党の大統領候補に正式に指名された。

野党の民主党大会が「多様性」を前面に打ち出した構成だったのに対し、共和党の大会はトランプ大統領が連日登場する「トランプ一色の大会」となるとみられる。慣例では、大統領候補は党大会の最終日に「大トリ」として登場するが、トランプ大統領は4日間、毎日何らかの形で登場する予定。

「トランプ一色の大会」共和党全国党大会が開幕

バイデン氏には連日のように民主党の大統領経験者が駆けつけ支持を呼びかけたが、今回、共和党の大統領経験者が演説する予定はない。支持者に連日訴えかけることで、バイデン氏にリード許し続けている支持率を取り戻せるかが焦点となる。

8月18日更新 野党民主・全国党大会を開会

11月のアメリカ大統領選に向け、バイデン氏が野党・民主党の大統領候補に正式に指名される4日間の全国党大会が、ウィスコンシン州で異例の形式で始った。

日本時間18日午前10時から始まった党大会は、新型コロナウイルスの感染対策として、最終日と3日目に予定される大統領候補のバイデン氏と、副大統領候補のハリス氏の指名受諾演説は、いずれもオンラインで行われる。

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初の黒人女性として副大統領候補に指名されるハリス氏(8月12日)

ほかの党の有力者らもオンラインで参加し、支持者らは会場には来ないという、いわば「バーチャル党大会」となる為、ウィスコンシン州の会場周辺は朝から閑散としている。

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バーチャル党大会となる会場は閑散としている

一方のトランプ大統領は、「民主党の党大会の演説の多くは事前録画らしいな。つまらないと思わないか!」と語り、早速オンラインでの開催をやゆしていて、民主党大会初日にあわせる形で、18日現地で支持者らの集会を開催。

トランプ大統領は現地に入り“リアル”集会を開催(8月18日)

4月9日更新 サンダース氏が撤退

撤退を表明したサンダース氏

民主党指名候補争いで 8日、サンダース上院議員が撤退を表明しバイデン前副大統領の指名が確実となった。
「民主党候補指名の戦いは成功しないと結論付けた。本日、撤退を表明する」
サンダース氏はインターネットに掲載した演説で、「勝利は不可能だ」と敗北を認め、選挙戦からの撤退を表明した。これにより、バイデン氏が本選でトランプ大統領と対決することが確実になった。今後は民主党が政権奪還に向けて結束できるかがカギとなるが、トランプ大統領は早速、ツイッターで「サンダース氏の支持者は共和党に来るべきだ。取引だ」と揶揄しています。

トランプ大統領のツイッターより

3月26日更新

 

3月19日更新 フロリダ州とイリノイ州でもバイデン氏が勝利

 

アメリカ大統領選に向けた野党・民主党の候補者選びで、バイデン前副大統領が、17日大票田のフロリダ州とイリノイ州の2つの州で勝利を確実にし、「今夜は素晴らしい夜だ。民主党の大統領候補の指名獲得がより確実になった」と語った。

バイデン氏は、得票率で急進左派のサンダース上院議員を大きく引き離していて、大統領候補の指名獲得にさらに1歩近づいた。

17日は、オハイオ州でも選挙が予定されていたが、新型コロナウイルスの感染拡大により、6月に延期されたほか、各州の投票所の消毒が行われるなど影響が出ている。

 

3月13日更新

 
 

3月11日更新 ミシガンなど6つの州で予備選

 

アメリカ大統領選に向けた民主党の候補者指名争いで10日、ミシガン、ミシシッピ、ミズーリ、ノースダコタ、アイダホ、ワシントン、6つの州の予備選挙が行われ、重要州とされるミシガン州でバイデン前副大統領が勝利を確実にした。

「ラストベルト」=「さびついた工業地帯」と呼ばれる地域に位置する中西部のミシガン州は、
2016年の大統領選でトランプ大統領が労働者の支持を得て逆転勝利に繋げたことから、重要州のひとつとされている。

最新の情報では、バイデン氏がミシガン(代議員数125)州やミズーリ(代議員数67)州など、3つの州を制し、スーパーチューズデーで得た勢いを確実にした形だ。(11日午前11時半現在)

 
 

3月9日更新 バイデン氏とサンダース氏の一騎打ち

スーパーチューズデーを終えてこれまでに獲得した代議員の数

3月9日更新 カリフォルニア州ではサンダースが勝利

 

3月9日更新 テキサス州ではバイデン氏が勝利

 

3月6日更新  ウォーレン氏も撤退を表明

「私は大統領選挙から撤退します。」
アメリカ大統領選で野党・民主党候補が新たに撤退を表明した。
選挙戦からの撤退を表明したのは左派のウォーレン氏で、これで中道派のバイデン氏と急進左派のサンダース氏の事実上の一騎打ちとなる。ウォーレン氏は今後、誰を支持するかについてまだ立場を明らかにしておらず、中道派がバイデン氏で一本化を図る中、政策的に共通点が多いサンダース氏を支持するかが注目される。

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3月5日更新 ブルームバーグ氏が撤退

アメリカ大統領選に向けた民主党候補者指名争いで、大富豪のブルームバーグ前ニューヨーク市長が4日、撤退を表明し、バイデン前副大統領を支持すると表明した。バイデン氏は結局「スーパーチューズデー」でメーン州でも勝利を収めるなど10の州を制する躍進で、今後は、サンダース上院議員と事実上の一騎打ちになる。

3月4日更新 スーパーチューズデーは“予想以上”のバイデン氏「復活劇」

 

アメリカ大統領選に向けた民主党候補者指名争いで、全米14州の予備選が集中する「スーパーチューズデー」を迎え、サンダース上院議員とバイデン前副大統領が激しく競り合う一騎打ちの様相となっている。

当初「サンダース氏一強」とみられていた選挙情勢は、中道派候補の結束で一変。追い風を受けたバイデン氏が複数の州で圧勝するなど、予想以上とも言える「復活劇」をみせている。

今年のスーパーチューズデーは、全米最大の代議員数415人のカリフォルニア州が加わり、「指名争いの天王山」として
重要視されている。最新の情報では、サンダース氏が地元バーモント州16を制する一方、バイデン氏がバージニア州99人やノースカロライナ州110人など5つの州で勝利を確実にしている。

最大の焦点の大票田・カリフォルニア州415人と2番目に大きいテキサス州228人では、バイデン氏がサンダース氏を猛追する展開。

サンダース氏は両州で勝利し、一気に引き離したいところだが、圧勝できなければ今後の選挙戦でバイデン氏の逆転も予想される。また、初参戦のブルームバーグ前ニューヨーク市長は支持が広がらず、苦戦している。大勢は日本時間の午後にも判明する見通し。

 

3月3日更新 サウスカロライナ州の予備選を終えてこれまでに獲得した代議員数

サウスカロライナ州の予備選を終えて各候補者が獲得した代議員総数
これまでに党員集会と予備選を終えた州を赤で表示
 

3月2日更新 ブティジェッジ氏が撤退を表明

こうした中、アイオワ州での初戦で躍進を遂げた38歳のブティジェッジ氏は、さきほど撤退を表明。

ブティジェッジ氏:
今夜私は大統領選から降りるという難しい判断をした。

撤退を表明したブティジェッジ氏

サンダース氏が、カリフォルニア州で支持を訴え

民主党候補者選びの最大のヤマ場「スーパーチューズデー」を間近に控え、各候補者が勝負のカギを握る注目選挙区で集会を開き支持を訴えた。

トップを走るサンダース氏は、勝負のカギとなる大票田カリフォルニア州で支持を訴えた。ここまでの4戦では、サンダース氏が2勝し、独走するかと見られたが、一時は撤退の可能性も出たバイデン氏が先月29日のサウスカロライナ州で圧勝して追い上げている。

ブルームバーグ氏、大富豪らしさをアピール

ハンバーガーを受け取り嬉しそうな参加者

一方、「スーパーチューズデー」から予備選に参戦するブルームバーグ氏。この日の集会では、参加者にハンバーガーを無料配布するなど、大富豪らしさをアピールした。ブルームバーグ氏は、FNNの単独取材に対し、「日本とはいい関係を作りたい」と、日本との同盟関係を重視していくことを表明。

3月1日更新 サウスカロライナ州の予備選でバイデン氏が勝利

サウスカロライナ州で勝利したバイデン氏

アメリカ大統領選に向けた民主党の候補者指名争いの4戦目、サウスカロライナ州の予備選挙が行われ、バイデン前副大統領が初勝利をおさめた。
「民主党が私を指名すれば、我々はドナルド・トランプに勝つことができる」
南部・サウスカロライナ州の予備選は、バイデン氏が2位のサンダース氏に大差で勝利した。序盤戦で苦戦が続き「撤退」の観測も流れたバイデン氏だが、再起をかけた大一番で圧勝した形。3日に迫る最大の山場、スーパーチューズデーに向けて弾みをつけたことで、サンダース氏との大接戦が予想される。

【関連記事:バイデン氏“再起”をかけたサウスカロライナの大一番 4戦目「ファイアウォール」で初勝利狙う

2月25日更新 ネバダ州の党員集会でサンダース氏が勝利

ネバダ州の党員集会結果を受けて勝利宣言をするサンダース氏

22日行われたネバダ州の党員集会は、左派のサンダース氏がバイデン前副大統領やブティジェッジ前サウスベンド市長に大差をつけて勝利を確実にした。ネバダ州は人口のおよそ3割を中南米系が占めていてサンダース氏はニューハンプシャー州に続く勝利によりマイノリティーの支持拡大に弾みをつけた形だ。
一方、当初“大本命”とされたバイデン氏は、「撤退」が視野に入る展開となっている。

 

2月20日更新:民主党候補者討論会でブルームバーグ氏集中砲火

19日、アメリカ大統領選に向けたNBCニュース主催の民主党の候補者討論会がラスベガスで行われ、前ニューヨーク市長のブルームバーグ氏が初めて登場。
「私はニューヨーク出身だ。トランプ氏のような傲慢な詐欺師への挑み方は分かっている」と発言。
ほかの候補者らからは、選挙広告に巨額の資金を投じていることや過去の政策への批判が一斉に浴びせられた。
トランプ大統領は「ブルームバーグ氏は叩きのめされたそうだな。民主党候補には選ばれないだろう」と揶揄している。

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2月12日更新:ニューハンプシャー州予備選結果

ニューハンプシャー州の予備選で獲得した代議員数

アメリカ大統領選に向けた民主党候補者指名争いの2戦目、ニューハンプシャー州での予備選が11日行われ、激戦の末、サンダース上院議員が勝利。一方、初戦アイオワ州で暫定的に勝利したブティジェッジ前サウスベンド市長は2位に終わり、サンダース氏が「新星」の躍進に歯止めかけた。

議員獲得数は、サンダース氏が9、ブティジェッジ氏が9、クロブジャー氏が6。
アイオワ州との代議員獲得数を合計すると、ブティジェッジ氏がサンダース氏を上回った。

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2月9日更新 集計ミス?

党員集会の結果は集計率が100%に達し、ブティジェッジ氏が首位となったが、その後、集計ミスがあったと報じられるなどして、結果の確定には至っていない。アイオワ州の民主党支部は7日、集計の正確性を確保するため各候補者の陣営が再点検を申し立てられる期間を10日正午まで延長すると明らかにした。これにより、結果が確定するのは日本時間の11日午前3時以降になる見通しだ。(日本時間2月9日午前11時現在)

2月9日更新 アイオワ州「党員集会」結果

アメリカ大統領選の民主党候補者選びの初戦、アイオワ州党員集会の結果はブティジェッジ氏がサンダース氏にわずか0.1ポイント差で首位となった。「大本命」と目されていたバイデン前副大統領は4位で苦戦を強いられた形だ。ただ、集計トラブルから信ぴょう性を疑問視する声が相次いでいる。集計の再点検が行われる可能性があり、最終結果は確定しないままで混乱が続いている。(日本時間:2月7日18時現在)

アイオワ州の党員集会を終えて獲得した代議員数

それぞれの州で選出される代議員数

 

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【表紙デザイン・図解イラスト:さいとうひさし】