宮城・岩沼市の国道で11月、走行中の車に軽トラックが衝突する瞬間がカメラに捉えられた。事故の原因について警察は、軽トラックが直進車を確認していなかったとみて調べを進めている。

中央分離帯から“ノーブレーキ”で軽トラック進入

宮城・岩沼市の国道で11月30日午前9時半過ぎに撮影されたのは、突然目の前に飛び出してきた軽トラックと走行していた車の出合い頭の事故の瞬間だった。衝突した瞬間の映像には、大きな衝撃音と「わぁーーー!」という叫び声が記録されていた。

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目撃者:
本当にぶつかる瞬間はみんな言うようにスローモーションだったので、そこからすごいグシャって生々しい音が響いて……。

ドライバーによると、軽トラックが中央分離帯を越え横断。これに対して、ブレーキが間に合わず、衝突したという。車内には4歳の男の子がいた。

トラックと衝突する瞬間(視聴者提供)
トラックと衝突する瞬間(視聴者提供)

目撃者:
隣に子どもが乗っているから、子どもの心配が一番だったんですけど、意識ももうろうとしていてうわぁって感じ。自分はどうなってもいいから、本当に子どもだけはという気持ちだった。

衝突後の乗用車の様子(視聴者提供)
衝突後の乗用車の様子(視聴者提供)

事故後、車はフロント部分が大破し、中が剥き出しの状態になっていた。ドライバーと男の子は胸部の打撲や頸椎を捻挫するなどのけがをしたという。

目撃者:
中央分離帯で1回止まって確認するならまだしも、ノーブレーキで入ってきたので……。

視界を遮っていた中央分離帯のフェンス(視聴者提供)
視界を遮っていた中央分離帯のフェンス(視聴者提供)

現場は見通しの良い片側2車線の道路だが、中央分離帯のフェンスが死角となり、軽トラックに気づくのが遅れたという。

事故の原因について警察は、軽トラックが直進してくる目撃者の車を確認していなかったとみて調べを進めている。
(「イット!」 12月8日放送より)

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