アメリカホワイトハウスの報道官は11日ロシアの侵攻終結に向けたウクライナ和平案の協議について「トランプ大統領が双方に強い苛立ちを覚えている」と語りました。

ホワイトハウスのレビット報道官は会見で、アメリカが提示する和平案の協議について現在もロシアとウクライナ双方と協議を続けていると明かしました。

しかし、和平案をめぐるロシアとウクライナ双方の主張に依然として隔たりが大きいとの認識を示しました。

レビット報道官:
和平の達成と進展の可能性は依然として不透明だ。大統領は双方に極めて苛立ちを覚えており、単なる会合のための会合にはうんざりしている。

レビット氏は会見で、トランプ大統領が「これ以上話し合いは望んでおらず、行動を求めている。トランプ政権は、この数週間でロシアとウクライナ、ヨーロッパ各国と30時間以上も会談し、協議を重ねてきた」とも語り、和平案の受け入れを強く求めました。

ウクライナのゼレンスキー大統領は11日、ヨーロッパ各国とまとめた和平の修正案をアメリカ側に提示したと明かし、ウクライナが求める「安全の保証」や「領土問題」などをめぐるさらなる協議の必要性を訴えています。

フジテレビ
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国際取材部
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