江崎グリコは8日、「ポッキーチョコレート」や「ポッキー極細」を含むチョコレート製品20品目、計約600万個を自主回収すると発表した。
同社の発表によると、本来の風味と異なる商品が流通していることが判明したためで、安全性に問題はないものの、品質の観点から回収を決めたということだ。
原因は、チョコレート製品の主原料であるカカオ豆を貯蔵していた物流倉庫の改修工事の際、カカオ豆と香辛料を同一場所で保管したため、香辛料の香りがカカオ豆に移ったことによるものだ。
対象商品は、チョコレート製品では本来感じられない香辛料由来の風味を感じる場合があるが、そのまま食べても安全性に問題はないとしている。
■対象商品は「ポッキーチョコレート」など20品目
対象商品は2026年5月から10月までの賞味期限が記載された商品の一部で、全国のスーパー、コンビニ、ドラッグストア、通販サイトなどで販売された。
主な対象商品は「ポッキーチョコレート」「ポッキー<極細>」「冬のくちどけポッキー」「ジャイアントポッキー」「神戸ローストショコラ」「メンタルバランスチョコレートGABA」「LIBERA」など20品目だ。

■回収方法はインターネットの受付フォームから
回収方法は、インターネットの受付フォームから必要事項を入力することで、宅配業者が商品を引き取り、後日商品代金相当の「QUOカード」が送付される。

■商品回収に関する問い合わせ先は
【商品回収に関する問い合わせ先】
グリコお客様センター「商品回収係」
受付フォーム:https://uketsuke-form.jp/modules/uketsuke_2sjguwrpm/ (24時間受付)
フリーダイヤル:0120-122-859(月~金 9:00~17:00、12月13・14日も受付)

■江崎グリコは「質管理の徹底に万全を尽くします」とコメント
同社は「お客様および販売店様には多大なるご迷惑をおかけし深くお詫び申し上げます。今後は再発防止のため、倉庫保管ルールや検査体制を見直すなど、品質管理の徹底に万全を尽くします」としている。

