整備新幹線の貸付料を議論する有識者会議の出席者をめぐりJR東日本が国からの要請に応じなかったことに対し金子国土交通大臣は「事柄の重要性を鑑みると違和感がある」と姿勢を疑問視しました。
北陸新幹線などの整備新幹線の貸付料に関してきのう国土交通省で行われた有識者会議にJR東日本が初めて出席し、ヒアリングが行われました。
国交省はJR側に経営責任のある代表権を持った人物の出席を求めていましたが、JR東日本からは代表権のない執行役員が出席するに留まりました。
このことについてきょうの閣議後の会見で金子国交大臣は「事柄の重要性を鑑みると違和感がある」とJRの姿勢に対し疑問を呈しました。
未着工区間が残る整備新幹線の建設財源となる貸付料を巡っては、国は支払期間の延長や値上げも辞さない構えですが、JRとの主張の食い違いが見られるなど来年夏の議論のとりまとめに向け調整が難航する可能性があります。