日本勢がメダルラッシュのミラノ・コルティナオリンピック。
モーグルには大阪出身で、神戸のテレビ局・サンテレビでスポーツディレクターとして阪神タイガースの試合中継に携わる「二刀流」藤木豪心選手が出場する。
「二刀流」となったことで、改めてモーグルの楽しさに気付いたという藤木選手は10日夜からの競技でメダル獲得を狙う。
■テレビ局員とモーグル選手の二刀流 藤木豪心選手
去年9月、甲子園球場で仕事に励んでいたのは、サンテレビ・スポーツディレクターの藤木豪心選手(28)。
サンテレビ・ディレクター 藤木豪心選手:こんなにいい所でタイガースの試合見れて、充実した仕事やなって。
実はミラノ・コルティナオリンピック代表のモーグル選手!テレビ局員とモーグル選手の「二刀流」だ。
藤木選手が9歳から始めたモーグルは、急斜面のコブを高速でターンする過酷な競技。
そのための体作りは出社前から始まる。仕事を終えてからトレーニングを行う日もあるそうだ。

■職場の理解を得て競技を続ける 「もっと自慢してもいい」と先輩社員
サンテレビ・スポーツ部 石村雄史部長:きょう朝トレーニングしてきた?
モーグル日本代表 藤木豪心選手:朝トレーニング行きました。
サンテレビ・スポーツ部 石村雄史部長:代謝かけて負荷かけて。きょう夜まで仕事やのに疲れてない?
モーグル日本代表 藤木豪心選手:これがベースなんで、全然大丈夫です。
職場の理解を得て、競技を続けている。
サンテレビ・スポーツ部 櫻井祐貴さん:仕事の事をやるだけで手がいっぱいなのに、『二足のわらじ』ができるのがすごい。もっと自慢してもいいと思うのに、あんまアピールしてこうへんから。
モーグル日本代表 藤木豪心選手:仕事もスキーもまだまだなんで。

■二刀流で「ただただスキーが楽しい」と原点に戻れた
そんな藤木選手は、過去2回、オリンピックに挑戦するも出場は叶わなかった。
ケガなどの影響もあり、一度は引退を決意したが、テレビ局への就職が決まった後の全日本選手権で、なんと初めての優勝!
好成績を残せた理由について。
モーグル日本代表 藤木豪心選手:ただただスキーが楽しいっていう、原点みたいなところに戻ったような感覚になって。働き始めてやるスキーは、全然今までと見える世界が違うので楽しいしかない。
二刀流になったことで、「モーグルが好き」という原点に戻れた、藤木選手。

■日本モーグル界史上初「きょうだいそろっての五輪出場」
オリンピックをかけたワールドカップに出場するため、同じモーグル選手である妹・日菜さんと共に、再び世界に挑んだ。
モーグル日本代表 藤木日菜選手:ずっとお兄ちゃんと一緒に、ワールドカップを回るのが夢だったので、同じように家から出発できるのは、うれしい気持ちでいっぱいです。
モーグル日本代表 藤木豪心選手:次は一緒に行けるというところから、表彰台に乗るとか、オリンピック一緒に出るとか、もっと次は上を目指していきたい。
そして、去年12月のワールドカップでは、自己最高の7位入賞。
妹の日菜さんも好成績を収め、日本モーグル界史上初となる「きょうだい揃ってのオリンピック出場」を決めた!

■「夢をあきらめる事なく続ける」人を増やしたい
目標はメダル獲得という藤木選手。
さらに、こんな思いも…。
モーグル日本代表 藤木豪心選手:仕事をしながらでもできる、自分みたいな形を1回成功させれば、夢をあきらめる事なく続けるっていう選択肢を持つ選手が、増えるのかなって。自分が前例になって、そういう人たちを増やせればと思います。
(関西テレビ「newsランナー」2026年2月10日放送)

