2月8日投開票が行われた衆院選。長野県内小選挙区は、高市総理の人気を追い風に自民党が5議席を独占した。自民党の圧勝の裏で、立憲民主党と公明党が結成した新党・中道改革連合は、大幅に議席を減らした。立憲民主党県連の杉尾秀哉代表は「新党結成はマイナスが多かった、説明から始まる選挙になり厳しかった」などと話した。

高市人気は強い逆風

野党各党にとっても高市人気は強い逆風だったようだ。

中道・前 長野2区で落選・下条みつさん:
「力不足でこういう結果になり、本当におわびを申し上げたい。非常に大きな風が、高市総理の強い支持の風があったのは間違いない」

中道改革連合は、前職4人が落選し、比例復活も果たせなかった。

中道・前 長野2区で落選・下条みつさん
中道・前 長野2区で落選・下条みつさん
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次の選挙は?「出ません」

長野1区で落選した篠原孝さんは、今後について―。

中道・前 長野1区で落選・篠原孝さん:
「もう年なんで退こうと常に、今回もそうですけど、その前もその前もこれが最後の選挙だと思ってやってきました。(次の選挙は出ますか?)出ません」

中道・前 長野1区で落選・篠原孝さん
中道・前 長野1区で落選・篠原孝さん

新党結成は?「マイナスが多かった」

立憲民主党県連の杉尾代表も高市人気の風が強すぎたと話す。

立憲民主党県連・杉尾秀哉代表:
「小選挙区で落とし、比例復活の議員も1人もいない。前代未聞の状況なので。一番大きいのは、高市総理人気がすごくて、無党派・若い世代の人たち中心にかなりそっちに流れてた。最後の3日間くらいは流れが台風のようになっていた」

選挙直前に公明党と新党を結成した影響については―。

立憲民主党県連・杉尾秀哉代表:
「新党結成の問題、直前になってできて、説明から始まる選挙になってしまったのが厳しかった。中道改革連合になって新しく支持してくれた人もいると思うし、やめた人もいるだろうし、そのプラスマイナスの部分でマイナスが多かった」

立憲民主党長野県連・杉尾秀哉代表
立憲民主党長野県連・杉尾秀哉代表

「中道」結成の意義はあった

中道(元公明) 比例で当選・中川宏昌さん:
「有権者の皆さまにお伝えするには、時間が足りなかったのかなと」

公明党から中道改革連合に加わり、比例単独で当選した中川宏昌さん。

短期決戦で訴えを浸透させることはできなかったが、安全保障環境の変化にある中、「中道」結成の意義はあったとしている。

中道(元公明) 比例で当選・中川宏昌さん:
「やはり地に足をついた仕事をしていくってことが、非常に大事じゃないかと思っておりますから、まずは私自身がしっかり動いていくということ。より連携を深くして、中長期的に見て、(党を)育てていける環境を整えていくということを、私自身がしっかり先頭を切ってやっていきたい」

新党結成は理念なき“野合”

一方、県内で立憲民主党と共闘関係にあった共産党は、「中道結成」による共闘の枠組みの変化が大きかったと話す。

共産党県委員会・鮎沢聡委員長:
「市民と野党との共闘が、立憲民主の裏切り、背信行為によって(できなかった)。そういう点では、立憲民主のとった態度、これは非常に大きな責任があると思う。今回の新党結成はまさに理念なき野合でした」

ただ、今回の選挙で自民党が巨大な勢力となり、野党が立ち向かっていくには共闘が必要だとしている。

共産党県委員会・鮎沢聡委員長:
「あのやり方はまずかったなってことで、中道と決別して、一緒に戦おうという人とは手を組む可能性は十分あると思います。そういった中で、皆さんと一緒に力を合わせて自民党、高市政権、倒していくために引き続き頑張りたい」

長野放送
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