台湾の半導体製造大手TSMCは、「熊本に第3工場を検討中」との一部報道について、「第2工場の可能性を評価することに専念しており、伝えられる情報はない」とコメントしている。また、熊本県の幹部も「情報は聞いていない」としたが、第3工場の受け入れに前向きな姿勢だ。

TSMC「伝えられる情報はない」

TSMCは、熊本・菊陽町に日本で初めての工場を建設中で、2024年12月に生産を開始する予定だ。また、第2工場についてもTSMCのトップが「熊本を優先的に検討する」と話していて、国も支援に向けて動いている。

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TSMCは一部メディアが「熊本に第3工場を検討している」と報道したことについて、テレビ熊本の取材に対して「顧客に必要とされ、かつ、長期的な需要の増加に対応する必要がある場所に投資している。第2工場の可能性を評価することに専念しており、伝えられる情報はない」とコメントした。

また、複数の熊本県の幹部も「情報は聞いていない」としつつも、「道路や下水などの対策は、第3工場ができても対応できるよう取り組んでいる」「報道が事実であれば工業用地の確保を急がなければならない」などと述べ、第3工場の受け入れに対して前向きな姿勢を示している。

(テレビ熊本)

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