台湾の半導体製造大手・TSMCが日本に検討中の第2工場について、西村経産相は閣議後の会見で、支援額の明言は避けたものの「必要な予算を確保したい」と述べた。

第2工場を巡っては、TSMCのトップが「熊本を優先的に検討する」と発言している。

西村経産相「必要な予算を確保したい」

台湾の半導体製造大手・TSMCが日本に検討中の第2工場について、経済産業省が9,000億円規模の支援を検討しているとした一部報道を受けて、10月13日の閣議後の会見で、西村康稔経産相は「現在詰めた議論を行っている。調整中なので個別の状況の回答は差し控える」とコメントした。

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西村経産相は明言を避けたものの、「半導体は生成AIなど次世代の産業の中で最も重要なテクノロジー」と話し、その必要性を説明した。

また「日本の将来のために必要な予算を確保したい」と、支援についても前向きな姿勢を示した。

TSMCの第2工場を巡っては、2023年6月にマーク・リュウ会長が「熊本を優先的に検討する」と発言していて、菊陽町に建設中の第1工場周辺が有力視されている。

(テレビ熊本)

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