佐賀県警のDNA型鑑定不正問題について警察庁は、県警が不適切と判断した130件について「捜査への支障は確認できない」としたものの、19件は「影響不明」とする特別監察の2回目の中間報告を発表した。
不正130件「捜査への支障はない」
佐賀県警の科学捜査研究所で7年間にわたり不正なDNA型鑑定が行われていた問題で、警察庁は去年(2025年)10月から、原因分析や再発防止策を確認するため特別監察を実施している。

警察庁は2月12日、2回目となる中間報告を発表した。それによると、これまでに佐賀県警が不適切と判断したDNA型鑑定130件について、「捜査への支障が生じていることが確認されたものはなかった」としている。

また、検察庁に送致されていた鑑定25件のうち、前回の報告で確認中だった7件の鑑定については、裁判で使われておらず公判に影響はなかったという。
捜査中・時効含め19件「影響不明」
その一方で、「本来、判明するはずの被疑者を判明させることができなかった」といった点については、捜査中・時効を含めて19件が「影響不明」としている。

中間報告を受けて、佐賀県警察本部の中嶋昌幸警務部長は次のようにコメントした。
佐賀県警 中嶋昌幸警務部長:
通知された内容について、私どもも本日、受領したばかりであり、これからよく確認したいと考えております。いずれにいたしましても県警察としては引き続き、警察庁の特別監察に対し、真摯かつ適切に対応してまいりたいと考えております

警察庁は引き続き元職員による鑑定の実施状況の確認を進めていくとしているが、最終報告を出すまでには、まだ数カ月かかる見通しとしている。
