木村知事は11月23日から3日間の日程で台湾を訪れ、TSMCの幹部と面会した。木村知事は帰国後TKUの取材に「日本への投資が衰えることはない」との説明を受けたと話し、今後の産学連携にも手ごたえを感じたようだ。

TSMC幹部と面会した木村知事

11月23日から3日間の日程で、台湾を訪問した木村知事。帰国後の11月26日にTKUの取材に応じ、新竹市にあるTSMC本社で、投資担当と産学連携担当の幹部と面会したことを明らかにした。

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木村知事は「TSMCの幹部は「日本への投資は衰えることはない」と言っていたので、次の投資もありうる。そこに目がけて第2工場をサポートしていくことがポイント」と話す。

木村知事はTSMCが菊陽町に第2工場を着工したことについて感謝の気持ちを伝えるとともに、国や県の渋滞への取り組みや『くまもとサイエンスパーク』について説明し、「理解を得た」とした。

また、木村知事はTSMCと熊本大学、熊本県立大学の『グリーンマニュファクチャリング』の取り組みや、半導体学部の新設を目指す県立大学への協力も要請したという。

これに対し、TSMCもTKUの取材に「今後とも産学連携を積極的かつ持続的に行い、産学共同研究を進めることで、熊本へのいい影響を期待している」と木村知事に説明したとしている。

企業誘致セミナーや航空会社との面会も

また、木村知事は台湾で半導体産業向けの企業誘致セミナーを開催したほか、LCC・格安航空会社のタイガーエア台湾の黄世惠会長と面会したという。

タイガーエア台湾は、12月23日から熊本と台南・高雄を結ぶ2つの路線について連続チャーター便の運航を開始する。

木村知事は「前向きな意見交換ができた。特に台南空港は初めての国際便が熊本に飛ぶことになるので、地元の期待も高いものがある」と、熊本空港にとって台南が初めての路線だけでなく、現在国際線がゼロの台南空港にとっても、熊本空港への就航は期待が高いという。

木村知事は「東京に行く感覚で、台湾に行ける環境ができてきた。観光に行ってほしいし、今後いろいろな展開をしていきたい」と話した。

(テレビ熊本)

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