お皿を割ってしまったことから始まった、ある夫婦の“会話”がインスタグラムで話題になっている。
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だけ書いとったら
矢印と理由追加されとった 笑
写真を投稿したアカウントは、その名も「旦那の散らかした物をUPするアカウント」(@gomi_sutero)。
名前の通り、アカウントを運営している「gomi_sutero」さんが、旦那さんの「床に落としたティッシュのごみ」や「取り替えなかったトイレットペーパーの芯」などの写真に「捨てろ」「替えとけ」などと“ツッコミ”しつつ、紹介するアカウントだ。
この日、キッチンに放置されていたというのは、割れて真っ二つになってしまった皿。どうやら旦那さんが割ってしまったようなのだが、このことについて何も聞かされていなかったgomi_suteroさんは、破片の一つに「説明求む」と書き込んでみたのだそう。
すると翌日、もう片方の破片に「すまん」「コップおとして あたってわれた」と旦那さんからの“返信”が!
gomi_suteroさんの書き込みに気付いたらしい旦那さんだが、直接話したりメールを送るのではなく、「割れた皿の破片で会話する」という、なんとも不思議なやりとりとなったのだ。
これには妻のgomi_suteroさんも「皿で会話するやつおる?w」とツッコみ、投稿を見たユーザーからは「割れたお皿で会話する夫婦他にいないと思います」「初皿会話記念にオブジェとして飾って置いて欲しいです笑笑」などのコメントが寄せられた。
実は、gomi_suteroさんのアカウントは、2019年にも編集部で紹介したことがある。
その際、旦那さんはアカウントの存在を知らないとのことで、gomi_suteroさんは「(アカウントを)見つけたら絶対に言ってくると思うので、まだ言われていないということは大丈夫そうです!」「旦那がティッシュを捨てられる日が来るまで このアカウントは続く」と話していた。
(関連記事:「今すぐ伸ばせ。そして洗濯機に入れろ」ただただ“旦那の散らかした物”を投稿するインスタが爽快!)
それから4年が経ち、なんとgomi_suteroさんは2020年に『#ゴミ捨てろ うちの旦那はティッシュをゴミ箱に捨てられない』というタイトルで書籍も出版している。
今回の“皿会話”の詳細も気になるところだが、さすがにこのアカウントは旦那さんに見つかってしまったのではないだろうか。
gomi_suteroさんに、今回の投稿とアカウントについてお話を聞いてみた。
お皿での会話は「愛情表現」
――今回、旦那さんと直接話さずに「お皿で会話」することになったのはなぜ?
最近夫が朝早く、私の帰りが遅いのであまり会話できる時間がなく、このお皿捨てるなら書いて理由聞いてみようかな、と思いました(笑)
朝ご飯は夫が作るので、キッチンでこのお皿を見て、理由を直接言ってくれると思ったらまさかの書き返し…(変な意味で)さすがだなぁ…と思いました(笑)
――このお皿はどんな風に“放置”されていた?
私が帰宅し発見した時には(家族が)全員就寝していて、破片が綺麗に置いてありました。(メッセージは)そのまま書きました。
――この後、本当に「お皿での会話のみ」で一件落着した?
その日はそのまま捨てて、夜に「なんで書き返す発想になるん?(笑)」と聞くと「あなたが喜ぶと思って」と言われました(笑)
私も昔から変わっているので、普通の返しをされるよりこういうのが喜ぶと知っている夫なりの愛情表現?なのかもしれないです(笑)
妻「良いところは私が知っとるけん許して!」
――前回の取材から4年。旦那さんの“散らかした物”に変化はあった?
ティッシュはいまだにその辺に落ちています。ティッシュ以外に湿布も増え、夫の加齢を感じています(笑)
4年前と変わった点ですが、娘が大きくなり毎日のように怒られています(笑)「パパ、昨日◯◯ちゃんの朝ご飯作り忘れてたよ!」と朝言われていました(笑)「(物を)ここに置いてちゃいけないよ!」と言われ夫婦で爆笑しています!(笑)
――書籍も発売。さすがにアカウントは見つかってしまった?
それがまだ見つかっておりません!!
私もバレて良いので(出版した本を)本棚に置いているのに全く気づかないので早く知って驚いて欲しいのですが、ここまで来たら私から言わずに自分で見て驚いてほしいので、気づくまで言うつもりはないです!
――では、今後もアカウントは続けていく?
以前取材していただいてから4年も続けていたことに驚いています。最初は産休で時間があったので始めたアカウントでしたが、気づけばたくさんの方に見ていただいていて…旦那がやらかし続ける限り、フォロワーさんとのやり取りも楽しいので続けていく予定です^ ^
――ちなみに、これまでの投稿の中で、特にお気に入りの旦那さんの行動は?
親子で「だるまさんがころんだ」をしている動画です!進んでタッチするだけの遊びなのに、進まずに反復横跳びをして進んでるフリをする発想や、最後のまさかの娘の反撃!?(お父さんの真似をして前に進まずその場で回転)に親は大爆笑で、今でも定期的に見ています。
――改めて、旦那さんにひとことコメントを…
変なところしか載せてなくてごめん!良いところは私が知っとるけん許して!!と言いたいです(笑)
お皿での会話は、お互いに深く理解しあっている夫婦ならではの愛あふれるやりとりだったよう。
割れたまま放置されたことにイラッとするのではなく、思わずニヤリとしてしまうようなやりとりに変えてしまうのが、夫婦円満の秘訣なのかもしれない。
いまだにアカウントを運営していることが見つかっていないというgomi_suteroさんだが、果たして旦那さんが「ティッシュを捨てられる日」は来るのだろうか?今後の投稿にも注目だ。