バレーボールのパリ五輪予選を兼ねたワールドカップバレー2023が、9月16日に開幕する(女子大会:9月16日~/男子大会:9月30日~)。

2枚の五輪切符を求め、8カ国の総当たり戦に臨む日本代表。

そのキープレーヤーたちを男女5人ずつ紹介する。

今回は、“ニッポンの司令塔”関菜々巳選手(24)だ。

多彩な攻撃のトスも求める理想はまだまだ…

関選手の持ち味は、相手を惑わすトスワーク。

ミドルブロッカーを使ったクイックなど、多彩な攻撃を演出し、相手の連携を崩していく。

そんな関選手は、プレーする上で大事にしていることがあるという。

「日本が世界に勝つにはスピード、速さが重要だとは思いますが、スピードがありながらも、しっかりアタッカーの打点を生かせる“トス”を供給していきたい」

アタッカーの打ちやすさを考えながらもスピードを落とさないトス。

求める理想は高いようで、そのトスができている度合を聞いてみると、関選手は「まだここらへんです」と、カメラに映らないほど低い場所を指す。

関菜々巳選手
関菜々巳選手
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まだまだ理想にはほど遠いとのことだが、その表情は明るい。

そんな関選手は、高校での成績は「オール5」だったようで、まさに文武両道。

何事も優秀なのだが、「トレーニング」には苦戦していたと語る。

明るい笑顔でキツい練習中も乗り切る

「めっちゃへたくそです、ウェート(トレーニング)。でも嫌いではないです。プレーに繋がるのが楽しいから。キツいけど…」

どんなに厳しい練習でも、関選手は笑顔を絶やさない。

「勝負をしっかり楽しみながら、日本が世界に勝つために、何が必要かを見つけていきたいなと思います」

最高のトスでチームに勝利を、そしてコートで最高の笑顔を見せる関選手に注目だ。

(「ノンストップ!」より 2023年9月14日放送)