神戸市のマンションで24歳の女性が刺され死亡した事件。
発生の数時間後、現場近くの駐車場で犯行に使われたとみられる血の付いた刃物が見つかっていたことが分かりました。
20日夜、神戸市中央区のマンションで、住人の片山恵さん(24)が胸など複数カ所を刃物で刺され、死亡しました。
警察によると死因は失血死で、片山さんはエレベーターの中で男に羽交い締めにされ、刺されたとみられます。
捜査関係者によると、男が片山さんの後ろをついて歩き、マンションのオートロックをすり抜ける様子が防犯カメラに映っていて、その際男の手に刃物はなく、かばんに隠していたとみられます。
■現場近くの駐車場から刃物 男は北へ逃走か
そして、事件発生から数時間後ー。
【記者リポート】「こちらが現場マンションです。男は事件後、北に向かって逃走したとみられていますが、すぐそばの駐車場には血痕の付いた刃物が見つかったということです」
現場近くにある駐車場の奥から犯行に使われたとみられる刃物が見つかっていたことが新たに分かりました。
鑑定の結果、刃物に付いた血のDNA型が片山さんのものと一致したということで、警察は男が捨てたとみて調べています。
■片山さんの仕事ぶりは「すべてにおいて丁寧だった」
24歳という若さで亡くなった片山さん。
保険会社に勤務していたといい、職場の関係者が関西テレビの取材に応じ、その胸の内を明かしました。
【片山さんの職場の関係者】「(仕事ぶりは)全てにおいて丁寧ですし、説明も分かりやすかったし、頭の良い方。どんなに最期しんどかっただろうということしか想像できないです。とにかく早く犯人捕まって、理由がはっきりするのが、一番いま求めているところだと思いますね」
男は20代から30代くらいで金髪まじりの黒髪、黒い半袖シャツに黒い長ズボン、白い靴を履いていたということで、警察が身元の特定を進めています。
(関西テレビ「newsランナー」2025年8月22日放送)