9月16日から開幕する「ワールドカップバレー2023」。
この大会はバレーボールのパリ五輪予選も兼ねており、女子は16日から、男子は30日から始まる。
日本代表は2枚の五輪切符を求めて、8カ国の総当たり戦に臨む。
そのキープレーヤーを男女5人ずつ紹介していく。
この記事の画像(4枚)まずは、石川祐希選手(27)。
男子日本代表のキャプテンを務める“日本バレー史上最高の逸材”だ。
世界一のプレーヤー目指し…献立は毎日一緒
石川選手の武器は、コースを打ち分ける多彩なスパイク。
さらに、敵陣に飛んだボールもあきらめずに拾うなど、確かな技術と気持ちの強さでチームのピンチを何度も救ってきた。
「世界一のプレーヤーになるためにプロになってイタリアリーグにずっと居続けているので、そこが最大の目標です」
大学在学中から世界最高峰リーグ、イタリア・セリエAでプレーしつづけること8年。
行き着いたのは“ストイックな生活”だった。
「基本的には献立は同じにしています。ごはんと野菜のスープとフルーツ。タンパク質に関しては、肉だったり魚だったり」
自炊し、常に同じ食事メニューにすることで、時間をかけずに効率よく栄養を補給しているという。
並行して厳しいトレーニングを続けた結果、体重はイタリアに渡る前の約74キロから10キロ増量し、現在は84キロに。
イタリアでの活躍につながっている。
「勝ちに導くことがチームで僕の役割」
そして、7月まで行われていた世界のトップチームが集う「ネーションズリーグ」。
オリンピックの金メダルを過去3回獲得した強豪・ブラジルを相手に、石川選手は両チーム最多の27得点を挙げ、日本の30年ぶりの勝利に貢献。
勢いに乗った日本代表は世界大会46年ぶりのメダルを獲得した。
「世界のトップになるために一つずつ階段を上っているので、あとは試合で勝ちに導くことがこのチームでの僕の役割なので、それをただ全うするだけだと思っています」
ワールドカップバレーでも、石川選手の活躍に期待がかかる。
(「ノンストップ!」より 2023年9月4日放送)