今シーズンで引退が決まっているJR九州の観光列車・SL人吉が、前身の「SLあそBOY」に名前を変えて、1日限定で復活することになった。
JR豊肥線を走るのは18年ぶりだ。

18年ぶり1日限りのSLあそBOY復活

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SL人吉の蒸気機関車・58654号機は1922年(大正11)製造で、1988年からの17年間は「SLあそBOY」として、豊肥線を走っていた。

現在はSL人吉として、肥薩線の一部区間が運休中のため、鹿児島本線で運行しているが、誕生から100年が経過し、車体の老朽化や部品調達が困難なことから、2024年3月での引退が決まっている。

JR九州によると、9月22日に1日限定で、前身の「SLあそBOY」に名前を変えて、18年ぶりに豊肥線を走るということだ。

これはJR九州と、7月に全線再開した南阿蘇鉄道が共同で企画したツアーの一環で、ツアーは8月23日午前9時半からインターネットで販売され、「SLあそBOY」で熊本駅から宮地駅へ向かうコースは、販売開始からわずか30分で予約が満席になった。

宮地駅から熊本駅へ向かうコースも、23日の午後1時時点で残り約30席だということだ。

(テレビ熊本)

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