エンゼルス・大谷翔平選手がキャリア初の満塁ホームランを放ち、メジャー通算100号まであと1本とした翌日。スポーツニュース番組「S-PARK」の新キャスター・佐久間みなみアナウンサーが、成長を続ける大谷選手について、ジョー・マドン監督にインタビューを行った。

スタジアムの電光掲示板には、2021年MVP獲得の表示があった
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熱気にあふれるロサンゼルス・エンゼルスタジアムで試合前、ワールドシリーズ制覇の経験もある名将が明かしたのは、「彼のことが好きだし、それが伝わっている」という大谷選手との深い信頼関係だった。

大谷翔平の恩師が語った「困難との戦い」

佐久間アナを気さくに出迎えたマドン監督。就任当初から大谷選手の二刀流を認め続けてきた恩師は、これまでの成長について「彼は困難と一緒に成長してきたと思うよ」と語った。

2018年に“二刀流”としてメジャーデビューを果たし、メジャー史上初の「10登板、20本塁打、10盗塁」が評価され、ア・リーグ新人王に輝いた大谷選手。しかし右肘靭帯損傷が判明し、同年10月、右肘靱帯再建手術(トミー・ジョン手術)を受け、打者に専念。その後も思うような結果を残せずにいた。

「私がここにきた初年度の2020年、大谷は腕の手術から戻ってきたところで、打つのも投げるのも、彼にとっていい年ではなかった。その時から今まで、彼は確実に困難を乗り越えてきた。そのために調整を積み重ねてきたけど、きっとそれは一番難しい乗り越え方です」(マドン監督)

2020年の登板はわずか2試合。打者としても打率1割台と苦しんでいた大谷選手は、なぜ翌年あれだけの飛躍を見せたのだろうか。

困難な時こそ「シンプルにすること」

佐久間:
大谷のコンディションがベストではない時、どのようなアドバイスをしましたか?

マドン:
いつもベストなアドバイスは、物事を減らしてシンプルにすること。
物事がうまくいってないときは、複雑に考えがちだし、一度にたくさんのことをしようとする。

私は野球だろうが人生だろうが、基本に戻って、一つ一つこなしていけば最終的にはうまくいくと思っている。でも、もしそれをやめてしまったら、成功までどれだけ近いかも知り得ない。
大事なのは、いつもプランに沿って、困難と共にいること。そしたら、最終的には、ドアを大きな音で、長く叩き続けることができるし、自分なりの方法でうまくいくと信じている。


指揮官が与えたヒントは、シンプルにすること。
怪我やスランプなど度重なる困難にさらされても、一つ一つをクリアしていくことで大谷選手が十分に活躍できることを知っていたからだ。

信頼関係は「彼が好きだし、それが伝わっている」から

そして2021年、投打同時出場“リアル二刀流”を果たし、ア・リーグMVPに輝くほどの飛躍を遂げた大谷選手。
そこには共に“二刀流”の道を歩んだ指揮官との“信頼”があった。

佐久間:
マドン監督と大谷選手には、なぜそんなにも強い信頼関係があるのでしょうか?

マドン:
オープンで正直にコミュニケーションをとれば信頼は築けるし、もし騙したり隠し事をすれば不可能。彼は最初から私がナビゲーターだと知っていたし、私が彼に打者も投手もやらせたかったのも彼は知っている。
単純に彼のことが好きだし、それが伝わっていると思う。それは間違った方向には行かない。

佐久間:
彼のスキルを信頼してるのですね。

マドン:
もちろん。スキルもだし、彼が大丈夫と言えば、大丈夫だと信じている。

そう語る監督の笑顔は、大谷選手への信頼に満ちあふれていた。他にも今シーズンの大谷選手の飛躍のカギなどについて語ったマドン監督。佐久間キャスターの現地取材でこの週末伝えられる。

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この他マドン監督が語った今シーズンの大谷、飛躍のカギとは!?
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土曜:24時35分~25時15分 
日曜:23時15分~24時30分
(フジテレビ系列にて放送)

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