EV(電気自動車)によるレースの世界最高峰「フォーミュラE」。

フォーミュラEは、EVの普及や技術革新などを目的に、世界各都市の公道で行われているレースで、3月30日に東京ビッグサイト周辺の公道を舞台に、日本で初めて開催される。

レース本番に先立って27日、ピットエリアが報道陣に公開され、前戦ブラジルから運びこまれたマシンの荷がほどかれ、チームスタッフがあわただしく準備に当たった。

東京・有明に輸送されたマシン
東京・有明に輸送されたマシン
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慌ただしく準備に当たるスタッフ
慌ただしく準備に当たるスタッフ

アンバサダーを務めるJujuが語る魅力

さらに同日に開かれた記者会見には、DHLフォーミュラEアンバサダーを務めるJujuさんが登壇。日本初開催となるこのレースの見所を語った。

Juju「街中の道路を封閉鎖してレースをやるというのは、日本で今まで一度もやったことがないことなので、それがひとつレースに興味を持つきっかけになると思います」

会見で見所を語るアンバサダーのJuju
会見で見所を語るアンバサダーのJuju

限られたエネルギーを使って戦う

このフォーミュラe、東京・有明の一般道を爆走。最高速度はおよそ270キロに達すると予想されている。公道を封鎖し、東京ビッグサイトの敷地も利用した全長2.585kmの市街地コースが舞台となる。

© Formula E Holdings Ltd, 2024
© Formula E Holdings Ltd, 2024

そのコースを舞台に全11チーム22人のドライバーが戦いを繰り広げるが、観戦チケットが即完売になるなど、日本のモータースポーツファンにとって待望の瞬間だ。

© Formula E Holdings Ltd, 2024
© Formula E Holdings Ltd, 2024

3月に国内最高峰の自動車レース“スーパーフォーミュラ”で初の日本人女性ドライバ-として参戦した18歳のJujuいわく、勝敗を分けるポイントも電気自動車ならでは。

「限られたエネルギーを使っているので、それをどこで使うか、どのくらい使うかという部分がすごく大事になって来ます」

排気ガスも爆音も出ない電気自動車ならではの熱き戦い。30日に決勝レースが行われる。

フォーミュラE世界選手権2024東京
3月30日(土) 午後2時35分 生中継