成長期の子どもに何を食べさせたらいいの?そんな疑問を持つ親は多いはず。
特にスポーツを頑張っていると、脂質が多い鶏もも肉よりも、たんぱく質が多いと言われるささみやむね肉の方がいいのでは?と思って日々の食事作りをしているかもしれない。
長年、サッカー選手の長友佑都さんを支えてきた専属シェフの加藤超也さんは、鶏もも肉もささみやむね肉も「どちらも食べてほしい」と推す。
子どもも飽きないレシピをまとめた『鶏が主役!超たんぱくめし』(主婦の友社)から、鶏もも肉を使ったレシピ「トリプルプロテイン卵とじ」と「トルコ仕込みのスパイスチキン」を一部抜粋・再編集して紹介する。
鶏もも肉も避けないで
鶏もも肉はジューシーでシンプルにおいしいですよね。ボリュームが出やすくスポーツに励むお子さんや、中高生の育ち盛りのお子さんをもつ親御さんにとっては、ぜひとも使いたい部位のはず。
でも脂質が多いから避けたほうがいいのではとか、鶏もも肉を食べるならささみやむね肉を選ぶべきなのでは?と悩む方も多いと思います。
結論はどちらも食べてほしい。特に鶏もも肉の脂質に含まれるビタミンAは体を酸化しづらい=ケガをしづらく、したとしても回復しやすい状態へと導いてくれます。
鶏皮は正直ほかの食事とのバランスを考えないと脂質オーバーになりますが、食べちゃいけないわけじゃない。理由は同じく抗酸化作用があるからです。僕が紹介するレシピはこういった理由や栄養素を考えて作っているものなので、安心して食べてほしいです。
鶏もも肉は、ビタミンB2、ビタミンB6が期待できます。ビタミンB2は脂質をエネルギーに換え、スタミナが持続しやすくなります。成長期はある程度の脂質が必要で激しい運動での消費エネルギーを補い、体重をしっかり維持します。
ビタミンB6はたんぱく質の代謝に関わるので、筋肉づくりにも欠かせません。鶏手羽元・手羽中骨つきの部位は、スポーツによるケガの予防や、身長が伸びる時期の体づくりに非常に有効です。
コラーゲンが豊富で、皮や骨の周りに多いコラーゲンは、成長期の骨の土台をつくります。骨密度を高めるだけでなく、ジャンプやダッシュで負担がかかる関節や腱(靭帯)を丈夫にする役割があります。煮込み料理にすると鶏の骨から骨髄の栄養やカルシウム、リンなどのミネラルがとけ出し、栄養満点です。
