栃木・上三川町で起きた強盗殺人事件で少年4人と共に逮捕された“指示役”とみられる夫婦。
妻の地元を取材すると、「かつては明るく活発な子だった」などという“素顔”が明らかになった。
専門家は、容疑者夫婦について「末端の実行犯と同様の位置にいるバイトリーダー的な役割」で、少年4人を含め全員が“使い捨ての駒”と指摘している。
事件数カ月前に親子3人で妻・美結容疑者の実家に
SNSに投稿された動画の中で赤ちゃんを抱き、音楽に合わせて踊る女。
栃木県で起きた強盗殺人事件の“指示役”として逮捕された竹前美結容疑者(25)だ。
19日朝、栃木県警の宇都宮東署から検察庁に身柄が送られた。
夫の竹前海斗容疑者(28)も19日朝、勾留質問のため警察署から裁判所に向かった。
栃木・上三川町の住宅に高校生の少年4人が押し入り、住人の富山英子さん(69)が殺害された強盗殺人事件で、竹前容疑者夫婦は事件の“指示役”とみられている。
美結容疑者の実家近くに住む人:
(Q、夫婦の姿を見たのは)2~3カ月ぐらい前。赤ちゃんがいて、ぱっと見、夫婦揃ってちょっとやんちゃっぽいかな?という感じがした。

事件の数カ月前、美結容疑者の実家がある長野県内で容疑者夫婦の姿が目撃されていた。

美結容疑者の実家近くに住む人:
(男は)丸顔でがっしりした感じで、強面って感じですよね。
娘さん(美結容疑者)は、金髪で派手という感じでもないけれど、どちらかというとちょっとやんちゃっぽいかな。
本当に赤ちゃんなので、恐らく実家に連れてきて(出産の)お祝いかなんかで家族でどこか出かけたみたいな感じ。
「明るく活発な子だった」
赤ちゃんを抱き、家族と外出していたという美結容疑者。

17日、神奈川県内のビジネスホテルで身柄を確保された際にも、生後7カ月の娘を連れていた。
美結容疑者の小中学校時代を知る人は「明るく活発な子だった」と話す。

美結容疑者の小中学時代を知る人:
子どもの頃は明るく活発で、習い事のバレエを頑張っていた。

子どもの頃はバレエを習っていたほか、中学校では吹奏楽部に所属していたという美結容疑者。
小学校の文集には「私は『自分の意見を自分から進んで発言しよう』や『人任せにせず、自分からやろう』など、心がけてやってきました」と記していた。
近隣の人によると、高校までを長野県で過ごし、首都圏の大学に進学したとみられる。

美結容疑者の小中学時代を知る人:
悪い友達がいるような感じは全然なくて、今回の事件での逮捕を聞いて信じられない。
長年親交がある人からは「信じられない」などと驚きの声が広がっていた。
逮捕後の取り調べで、事件への関与について「自分たちは関係ない」と、容疑を否認しているという竹前容疑者夫婦。

その後の捜査関係者への取材で、夫婦と“実行役”の高校生4人は事件の当日、富山さんの自宅に行く前に一度集まり、犯行の準備を行ったとみられることが分かった。
容疑者夫婦も“捨て駒”か
竹前容疑者夫婦の指示を受けた事件の“実行役”として逮捕された4人の少年は、全員が神奈川県に住む16歳の高校生で、その一部は、夫婦と面識があったとみられている。
逮捕後、高校生4人のうち一部は「竹前容疑者夫婦に頼まれてやった」などと供述。
さらに一部からは「後悔している」という趣旨の供述をしているという。

一方で、専門家は、通常“実行役”と“指示役”が事件当日に顔を合わせるケースは少なく、今回は逮捕された6人は、すべて“使い捨ての駒”だったと指摘。

元埼玉県警捜査一課・佐々木成三氏:
今回の事件の構図を見ると、この夫婦は指示役とはいえ、末端の実行犯と同様の位置にいるような、バイトリーダーみたいな感じ。
通常はリモートで指示をするだけのが指示役なので、間違いなく、この2人の指示役の上に上層部はいると思う。
警察は、竹前容疑者夫婦に指示をしていた人物がいるとみて事件の全容解明を進めている。
(「イット!」5月19日放送より)
