毎日の食事づくりで主菜はすぐに決まっても、「あと一品あれば…」と思いながら、その一品がなかなか思い浮かばないことがあるだろう。

東京・恵比寿にある日本料理店『賛否両論』の店主・笠原将弘さんは「主菜にたりないものを補うもう一品がパパッとつくれるようになったら、かっこいい」と話す。

季節ごとの副菜・汁物レシピをまとめた『予約のとれない和食屋 笠原将弘の旬副菜の極み159』(扶桑社)から、旬の食材を副菜で使うことで食卓が充実するコツと、春キャベツや新ゴボウを使ったレシピを一部抜粋・再編集して紹介する。

旬の食材を使って食卓が格段に充実

巡る季節を追いながら旬の素材を使うことは、和食の基本。どんな主菜でも、旬副菜や汁物をプラスするだけで、マンネリになりがちな食卓が見違えるほど豊かになります。

(1)いつもの献立に変化が生まれる
ショウガ焼きやハンバーグ、から揚げなどの主菜はなかなか旬を取り入れにくいもの。だからこそ、副菜や汁物には旬の素材が欠かせません。季節感あふれる香りや食感が献立に変化をもたらしてくれます。

(2)栄養とうま味がたっぷり!
どんな素材も旬の時季がおいしさのピーク。栄養をたっぷり蓄えているうえにうま味や甘味も濃い!常に「旬」を意識していれば、今、なにを食べたらいいかがわかるようになります。

素材に頼ってシンプルに料理(『笠原将弘の旬副菜の極み159』から抜粋)
素材に頼ってシンプルに料理(『笠原将弘の旬副菜の極み159』から抜粋)
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(3)素材に頼って、シンプルに料理すればいい
旬の素材はそれ自体にしっかり味わいがあるので、シンプルな副菜や汁物でも存在感が出ます。手をかけずにおいしいものをつくることこそ、家庭料理の理想です。

(4)旬の素材なら買い物もラク
「今が旬!」という素材は、たいていお店のいちばん目立つところに並んでいます。それを目印にすればいいので、もう買い物で悩まない!しかも、旬のものは新鮮で価格もお手頃といいことずくめです。

(5)いつもの野菜や大豆製品も上手に活用
旬の素材のほかに、通年出回るおなじみの野菜や豆腐、油揚げなどの大豆製品も、副菜、汁物にフル活用!手に入りやすい素材ばかりだから、ムリなくその日の一品が決まります。

(6)笠原流のテクニックと発想力でプロ級の味
この本で紹介しているのは、料理人歴30年以上の私の経験とひらめきから生まれたレシピ。必ずおいしくつくれるコツやアイデアが詰まっています。