ディスカウントストア「ドン・キホーテ」は、2025年2月にオープンした高知店で全国47都道府県への出店を達成した。

これを受け、ドンキは初めて「○○をドンキで買いがちな都道府県はどこだ!」と題した調査結果を発表。

2024年10月から2025年9月までの売上データをもとに“〇〇といえばドンキ”という10カテゴリーについて、どの都道府県でよく売れているかをランキング形式で公開した。

算出方法は、商品の売り上げ数量(免税売り上げは除外)を店舗ごとに調べ、各都道府県の人口を売り上げ数量で割り、都道府県民の何人に1人が商品を購入したのかを割り出したとしている。

「パーティーグッズ部門」

ドンキは、ハロウィーンやクリスマスなどの季節イベントからコスプレまで幅広いパーティーグッズを展開。

売上ランキングでは、1位が東京、2位が沖縄、3位が大阪という結果になった。

商品別では、東京と大阪で「本日の主役」タスキが人気を集める一方、沖縄ではフェイスペイント用の絵の具が上位にランクインした。

これらの傾向から、東京や大阪では“主役を立てるパーティー”、沖縄では“みんなで楽しむパーティー”が多いと分析している。

「キャリーケース部門」

国内旅行者数はコロナ禍前を上回り、増加傾向が続いている。こうした需要を背景に、ドンキではプライベートブランド(PB)のキャリーケースが年間売上20億円超を記録するなど、主力商品の一つとなっている。

売上ランキングでは1位が沖縄、2位が東京、3位が京都という結果に。

商品別では沖縄・東京ともに大型サイズが上位を占めていて、長期旅行のニーズが強いと分析している。

「偏愛めし部門」

ドンキが展開する惣菜・弁当のPB「偏愛めし」は、“みんなの75点より、誰かの120点”をコンセプトに「皮だけのフライドチキン」など個性派メニューを提供している。

売上ランキングでは1位が鳥取、2位が愛知、3位が三重という結果に。

県内にわずか2店舗しかない鳥取がトップとなったのは意外だったが、実に12人に1人の鳥取県民が「偏愛めし」を購入していた計算だ。

ドンキは「海の幸や山の幸を使ったやさしい味の郷土料理が多いなか刺激が強く濃い味の偏愛めしが新鮮に映り、受け入れられた可能性がある」と分析している。

なお、鳥取は「紅生姜関連」の商品でも1位で、55人に1人の県民がドンキで紅ショウガを買っていた。

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「経済部」は、「日本や世界の経済」を、多角的にウォッチする部。「生活者の目線」を忘れずに、政府の経済政策や企業の活動、株価や為替の動きなどを継続的に定点観測し、時に深堀りすることで、日本社会の「今」を「経済の視点」から浮き彫りにしていく役割を担っている。
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