担当者によると、耐用年数の目安は綿(わた)やフェザー(ハネ)、ウレタンフォーム(低反発など)は2~3年とのこと。またパイプ素材で3~5年、そば殻は1~2年だという。
これを過ぎると枕がへたったり、使っている人の体形や姿勢の変化で体と合わなくなったりすることがあるため、枕が“寿命”を迎えるのだという。
不調の原因になることも
枕が経年劣化していく理由は分かったが、「いつもの枕でリラックスできる」「愛着がある」といった理由から同じものを使い続ける人もいることだろう。
しかし担当者は「いつ購入したか思い出せない枕は、買い替えていただきたいです」とのこと。長く使っているうちに体に合わなくなった枕は、肩凝りや首の痛みの原因になることもあるというのだ。
たしかに、毎日使っているからこそ、不調の原因が枕だとは、なかなか気付けないのかもしれない。
ただし、以下の違和感などに一つでも思い当たったら買い替えのサインだ。
「枕が全体的にへたってきた」「購入してから年月がたった」「高さが合わなくなった」「においが気になる」「肩凝りや腰痛がひどい」「自分の体型や姿勢が以前と変化した」…。
今の枕がどれだけ気に入っていても、これらを感じるのであれば検討してほしい。
「新しい枕を購入する際、今使っている枕の様子を伝えてみてください。おすすめの枕を紹介してもらえると思います」
枕の正しい選び方・使い方
最後に、枕の選び方と使い方のポイントを紹介したい。
