「ドライヤーの温風は髪を傷める」というイメージを持っている人は少なくないだろう。

しかし、実はこれは間違い。むしろ、自然乾燥させる方が髪に悪影響を与えるリスクが高いという。

髪質や頭皮環境を良くする「正しい髪の乾かし方」を、毛髪診断士指導講師の本山典子さんに聞いた。

ドライヤーの熱による影響はほぼなし

「髪を構成するタンパク質は熱を加えると壊れてしまう性質があります。しかし、それは温度が100℃近くまで上がった場合です。濡れている髪に温風を当てても100℃まで上がることはほとんどないので、ドライヤーを使っても髪に悪影響を与えることはありません」

むしろ、髪を洗った後はタオルやドライヤーを使って、できるだけ早く髪を乾かすことが重要だ。

「洗ってから2~3時間経つと、肌を守るために頭皮から皮脂が分泌されます。その際、頭皮に水分が残っていると、水と脂が混ざって菌が繁殖しやすくなり、最悪の場合カビが生えてしまうこともあるのです」

ただし、髪は濡れると水素結合が切れてもろくなる。急ぐあまり雑に乾かすとダメージを与えてしまうため、正しい方法で乾かさなくてはならない。

ここからはその手順を追う。

正しい手順(1)タオルドライ

まずは、タオルで水分を取り除いていくが、濡れた髪は傷つきやすいのでゴシゴシこするのはNG。

こすらずに挟んで水分を取り除くのが正解(画像はイメージ)
こすらずに挟んで水分を取り除くのが正解(画像はイメージ)
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「水分を吸わせるイメージで髪をタオルで挟み、やさしく押し当てましょう。髪が長い人はタオルで包み、絞るようにすると乾きやすくなります。短い人は頭全体をタオルで覆い、頭皮を揉むように指を動かすのもお勧めです」

正しい手順(2)ドライヤー

重要なのは髪だけではなく頭皮もしっかり乾かすこと。