あえて買う必要はない
地震などの災害発生時には、メガネユーザーも「着用していたメガネのつるが曲がる、折れる」「レンズが割れる」「メガネ自体を紛失する」といったトラブルが起きやすくなる。
「少し曲がった程度なら、メガネ店で簡単に修理できる場合もありますが、溶接の必要な修理では1週間程度メガネをお預かりする場合もあります。そんなときにも『自分の眼に合うメガネはこれ1本しかない』となると困ってしまいますから、やはり予備のメガネを用意しておくことは大事です」

非常用持ち出し袋に入れておくメガネは「使わなくなった以前のメガネが家にあるなら、それを入れておけば十分」とのこと。
「視力が落ちて多少見えづらくなっている可能性はあるでしょうが、急いで購入した簡易的な度付きメガネよりは快適に使えるはずです」
ちなみに災害発生時にメガネが折れた場合、レンズが外れた場合などは、「接着剤は絶対に使わず、セロハンテープ等で仮止めして、メガネ店に持ち込んでください」と坂田さん。
(メガネが壊れた時の応急処置の詳細は、こちらの記事で)