紫外線を浴びたら「冷やす」
目が紫外線を浴びてしまった場合は、目を閉じ、まぶたの上を水で濡らしたタオルや保冷剤などで冷やすのがいい。
「時間は30秒〜1分で大丈夫です。押さえつけず、やさしく当ててください」と有田さん。
それ以上に大切なのが紫外線対策だ。

紫外線カット率の高いサングラスや帽子、日傘などを活用してほしい。ちなみにサングラスは目の黒目にある瞳孔が開かないよう色の薄いタイプを選ぶのが鉄則だ。
目をガードすることは疲労を防ぎ、健康を守ることにつながる大事なケアだと覚えておきたい。
後編は、紫外線対策の一つサングラスはなぜ色の薄いタイプが良いのか、その理由と、目を守るための涙を出す「まばたき運動」を紹介する。
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有田玲子
眼科医・医学博士。伊藤医院眼科副院長。脂不足のドライアイ論文数世界第1位。テレビや雑誌に多数出演し、脂不足のドライアイ周知活動を精力的におこなっている。著者に『眼精疲労がとれて、よく見える!目のすっきりストレッチ』(成美堂出版)がある。
(イラスト:さいとうひさし)