10月12日に告示される伊東市議会議員選挙を前に、立候補を予定する30人に田久保眞紀市長に対する不信任決議案が提出された場合の対応をたずねたところ、このうち25人が賛成票を投じる考えを示しました。

伊東市の田久保眞紀 市長をめぐっては大学を除籍されていたにもかかわらず、市の広報誌に「東洋大学法学部卒業」と記していた学歴詐称が問題となり、市議会は9月1日、田久保市長に対する不信任を議決しました。

これを受け、田久保市長が議会を解散したため、10月19日に市議会議員選挙が行われます。

12日の告示に先立ち、地元報道機関と伊東記者クラブの加盟社は合同で9月8日から10月3日にかけて立候補予定者30人に対するアンケート調査を実施しました。

このうち田久保市長を支持するか問う項目には新人1人が「はい」と回答し、新人6人と前職18人の計24人が「いいえ」と答えました。

また、新人3人が「わからない」、残る新人2人が無回答となっています。

一方、市議選後の議会で田久保市長に対する不信任決議案が再度提出された場合の対応をたずねる質問には、新人7人と前職18人の計25人が賛成票を投じる考えを明らかにし、新人1人が反対する意思を示しました。

賛成の理由としては「説明責任を十分に果たしていない」「議会はおろか市民まで軽視している」「市民生活より自己保身を優先している」などの意見があがっています。

他方、反対を表明した新人は「今は改革を貫く市長の在籍が必要」との考えを記しました。

残る新人4人は回答を避けましたが、このうち2人は未定としています。

伊東市議選をめぐってはすでに立候補予定者に対する事前審査が終わっていますが、告示日当日の手続きを円滑に進めるためのものであり、必ずしも審査を受ける必要がないため、実際の立候補者が30人より増える可能性もあります。

テレビ静岡
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