11月12日に投開票が行われた、京都・八幡市の市長選挙。初当選を果たしたのは、川田翔子さん33歳。女性市長としては史上最年少となります。

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当選から一夜、あらためて川田新市長に話を伺いました。

京都・八幡市 川田翔子新市長:
私自身は若いですけれども、本当にたくさんの方と手を携えて、ここまで来させていただきました。これからも対話を皆さんと重ねながら、しっかりと前に進んで参りたいなと思っています。本当に会ってみていただいたらわかると思うですけれども、親しみやすいって自分で思うんですけど…。基本的に私、人見知りは全くしないので、どなたでもお話しかけていただけたらなあっていうふうに思っています。

自民・公明・立憲民主が推薦した33歳の川田さん。
今回の選挙の投票率は43.67%と、前回の選挙29.64%と比べておよそ14ポイント上昇。
八幡市民の高い関心を集めての市長選となりました。

八幡市民(70代女性):
若いしそういう(政治)経験もあまりないと思うのでちょっと心配。

八幡市民(30代女性):
今まであんまり正直関心なかったんですけど、今回若い女性の方がいたので気にはなってました。年はめっちゃ近いので、しかも史上最年少ですよね。すごいなと思って期待しますよね。

若さに対する「期待と不安」が入り混じる中、川田さんは選挙戦の期間中、自らのSNSで訴えてきたことがありました。

川田翔子公式YouTubeチャンネルより:
私は家族が障害を持って生まれたことをきっかけに、誰もが幸せで、活力のある社会を作りたい。

自身の家族の障害をきっかけに、福祉に関心を持ったことを明らかにしました。

さらに川田さんは、京都大学を卒業後、京都市役所に勤務。ケースワーカーとして、生活相談や支援などにも携わってきた経験を持ちます。
子育て世代の八幡市民からは、期待が寄せられます。

八幡市民(30代女性):
子育てに関しては、女性のほうが何かと理解できるものが多いんじゃないかなと。
一番は子育てですけど、あとは八幡市の中で住みやすい街づくりしてもらえたらなとは思います。

八幡市民(30代女性):
どのお母さんも同じ意見だとは思うんですけど、子育て。子供に関する手当を手厚くしてもらえると助かるなと。特に高校までの医療費無償であったりとか高校の授業料も無償化っていうのも。

川田新市長は、小中学校の給食費の無償化など、子育て支援を充実させる方針です。

京都・八幡市 川田翔子新市長:
若いお母さん世代の方々とか、言いやすいというか、意見話しやすいというふうに言っていただきましたので、こんなことやってほしいとか、そういうのは本当に言っていただきやすいような市長でありたいなというふうに思っています。

(めざまし8 11月14日放送)