FIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023 日本対フィンランド(9月30日 東京・国立代々木競技場 第一体育館)

来夏のパリ五輪出場権獲得に挑む男子日本代表(世界ランキング5位・9月29日現在)は初戦でフィンランド(同28位)と対戦。

日本はキャプテンでエースの石川祐希(27)がアタックでこの試合最初のポイントを上げると、今大会での勝利のカギとされる強力なサーブで、相手を崩しペースをつかんだ。

第2セット以降になると、アタッカーが打つと見せかけて空中で素早く体をひねり、味方にトスを上げる攻撃『フェイクセット』を髙橋藍(22)が駆使しフィンランドを翻弄。さらに西田有志(23)は強烈なサービスエースを連発しチームを勢いづけた。

試合は日本のストレート勝ちかと思われたたが、第3セットにコート上に吊り下げられた移動式カメラのワイヤーが切れるアクシデントが発生。日本のミスもありこのセットを失うと、第4セットも連取され試合は最終第5セットに突入した。

それでも日本は、このピンチを強烈なサービスエースや、しぶとくつなぐバレーをきっかけに脱し、セットカウント3-2で初白星をあげた。

今大会の男子日本代表はグループBに入り、世界ランキング2位のアメリカや、同8位のスロベニア、さらには同9位のセルビアと同組。パリオリンピック出場権獲得のためには、出場8カ国の総当たり戦で、2位以内に入ることが条件。

日本は明日10月1日にエジプト(同19位)と対戦する。