海に浮かぶ桶の中でカラオケ!

リゾートホテル「星野リゾート リゾナーレ熱海」が、直径2.5メートルの円形ボートをヒノキなどで装飾した桶に乗り、熱海の海で開放的な気分でカラオケを楽しむことができる企画を進めている。

※イメージ(画像提供:星野リゾート リゾナーレ熱海)
※イメージ(画像提供:星野リゾート リゾナーレ熱海)
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場所はホテルから車で20分の場所にある南熱海と呼ばれるエリア。桶の中はカラオケ機器が設置されており、白とネイビーを基調にした手ぬぐいに見立てたブランケットやクッションを設え、ゆったりくつろげる空間となっているという。

カラ桶(画像提供:星野リゾート リゾナーレ熱海)
カラ桶(画像提供:星野リゾート リゾナーレ熱海)

また、カラオケの定番アイテム(タンバリン、マラカス)やシャンパンクーラーが用意され、シャンパンを楽しみながら歌うことができる。

参加できるのは同ホテルの20歳以上の宿泊者で、9月4日から11月27日の毎週月曜日に開催。定員は1日1組(1~4人)で、体験時間は1時間。料金は1組4万円(税込)で、昨年の秋にも開催されており、今回が2回目となる。

リコッタチーズとキャビアを乗せたブルスケッタ(画像提供:星野リゾート リゾナーレ熱海)
リコッタチーズとキャビアを乗せたブルスケッタ(画像提供:星野リゾート リゾナーレ熱海)

また、海上カラ桶限定メニューとして、おつまみに、リコッタチーズとキャビアを1瓶まるごと乗せたブルスケッタ(別料金で、税込15000円)も用意されている。

海の上で周囲を気にせずに歌うのは気持ちよさそうだが、なぜこのような企画を思い付いたのか?また、参加の申し込みはどのくらいあるのか?

星野リゾート リゾナーレ熱海の担当者に詳しく話を聞いてみた。

「海でカラオケ」にニーズがあると考えた

――海上カラ桶はどのようにして思い付いた?

企画を考え始めた時期は、コロナ禍で行動制限がある2020年だったので、コロナが緩和した頃に、お客さまに思いっきり楽しんでいただけるアクティビティを検討していました。

星野リゾート リゾナーレ熱海では、漁体験をはじめとする海のアクティビティを多く実施しており、「海がもつ開放感」の特別さを知っていたので、コロナ禍で自粛していたカラオケを海でできたら、それはお客様にニーズがあるのではないかと考えました。


――参加者は桶まで船に乗って案内されるの?

はい、その通りです。


――行われるのは、天気が良い日だけ?

はい、船を出せないと判断した日は実施いたしません。


――どのような安全対策をしているの?

参加するお客様には必ずライフジャケットを着用していただきます。また、カラ桶は港の近くで、スタッフがすぐに駆け付けられる距離に設置されています。


――桶が沈んだり、流されてしまう心配はない?

元々円形のボートをヒノキなどで装飾して使用しているので、通常のボートと同じように浮かんでいます。沈む心配もございません。ロープで固定されているので、流される心配もございません。

参加者「開放感が桁違い」

――応募はどのくらいある?

開催日のほとんどはすでにご予約いただいている状況です。ですが、空きが出る場合もございますので、お問い合わせいただければと思います。


――海上で歌う良さを教えて。

海上で歌う良さは、圧倒的な開放感です。遠くまで広がる海を眺めながら、遥か遠くまで歌声が届くかのような気分で、カラオケを楽しめます。


――1回目の参加者の感想は?

昨年の参加者の感想は、以下の通りです。

「開放感が桁違いでした。音量を上げて楽しめて、あっという間に時間が過ぎました!」
「思っていた以上の開放感だった。海を独り占めして、桶の中は意外と広くて快適で、1時間満喫できた」



前回の参加者は、やはり圧倒的な開放感に満足しているようだ。星野リゾートには、今後もこうしたユニークな取り組みを期待したい。

プライムオンライン編集部
プライムオンライン編集部

FNNプライムオンラインのオリジナル取材班が、ネットで話題になっている事象や気になる社会問題を独自の視点をまじえて取材しています。