ここからは膝痛を改善する運動療法を紹介します。
まずは炎症を抑えるための「お皿エクササイズ」です。
炎症を抑える「お皿エクササイズ」
膝には2つの関節があります。
1つは、大腿骨(太ももの骨)と脛骨(すねの骨)の末端が結合する「膝関節」。
もう1つは、大腿骨と膝のお皿をつなぐ「膝蓋大腿関節(しつがいだいたいかんせつ)」です。
お皿は膝を曲げ伸ばしする時に筋肉の収縮と伸展に関わる滑車の役割を担っています。
そこで高林院長が注目したのは「膝蓋大腿関節」の動きです。
「膝が痛い人の多くは、ベッドに横になった時、脚をまっすぐ伸ばすことができません。脚を伸ばそうとすると膝のお皿が大腿骨を圧迫して痛みが出ていることがわかりました。
その様子を見て考案したのが『お皿エクササイズ』です。
3種類のストレッチで衰えてしまった太ももやお尻、ふくらはぎの筋肉を伸ばしてお皿を正しい位置に戻した上で、お皿を浮かせて圧迫感を取り除きます」
最初に行うのは太ももの裏を伸ばす「骨盤起こし」です。
【骨盤起こし】
(1)イスに浅く腰かけて両足を床につける
(2)お腹と太ももをつけて両手を太ももの裏に回してロックする
(3)イスからお尻を浮かせて太ももの裏を伸ばして10秒キープ
2つ目は「お尻伸ばし」。
【お尻伸ばし】
イスに座って片方の足をもう片方の太ももの上に乗せ、前傾して10秒キープ。左右行う
3つ目は「ふくらはぎ伸ばし」。
【ふくらはぎ伸ばし】
(1)床に座って片方の脚を真っすぐ伸ばして、もう片方の脚を曲げて太ももにあてる
(2)手で足の指を手前にひっぱり10秒キープ。左右行う
