暖かくなるとサンダルなどを履いて素足のおしゃれを楽しみたくなりますが、“すっぴん爪”を見せるのが恥ずかしいという人もいるのでは?
爪疾患のスペシャリストである麻布台クリニック・院長の齋藤昌孝さんは、ケアを続けて美しい爪になるまでには「3~4カ月かかる」といいます。
本格的なサンダルシーズンになる前に今からできることは2つ。「足の爪トラブルを防ぐ靴の選び方」と「美しい爪を育てる正しい切り方」を教えてもらいます。
トラブルの主な要因は「靴」
実は、足の爪のトラブルは手よりも圧倒的に多く、私のクリニックを受診されている方の割合も足が約8割、手が約2割と大きく異なります。
なかでも、爪の端が周囲の皮膚に食い込んでしまう「陥入爪(かんにゅうそう)」や、弯曲爪(わんきょくそう)と呼ばれる、いわゆる「巻き爪」などの疾患に悩んでいる方が多くいらっしゃいます。
ただ、痛くないから病院には行かないけれど、爪が分厚くなったり小さくなったり、形がいびつになったりと、見た目を気にされている方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
手よりも足の爪に悩む方が多い背景には、足ならではの特殊な環境があります。
特に大きな要因となっているのが「靴」です。
足は一日の大半を靴の中で過ごすため、常に圧迫や摩擦の影響を受けています。サイズが大きすぎる靴や、パンプスなどの紐がない靴を履いていると、歩く際に足が前方へ滑りやすく、つま先が繰り返し靴にぶつかります。
わずかな衝撃ですが、ちりも積もれば山となる。毎日何百回、何千回と繰り返されうちに、爪の疾患や変形を引き起こしてしまうのです。
ひも靴に履き替えるのが美爪の第一歩
そのため、足の爪トラブルを改善・予防するためにまずお勧めしたいのが、靴の見直しです。日々の靴環境が改善しなければダメージが蓄積し続けて、いつまで経っても美しい爪が育ちません。
