冷房や冷たい飲食はほどほどに

最後に「体を冷やしすぎないこと」もポイントだ。冷房を必要以上に効かせたり、冷たい飲食を続けたりすると、体が外側からも内側からも冷えてバテやすくなるという。

サーキュレーターの活用もお勧め(画像はイメージ)
サーキュレーターの活用もお勧め(画像はイメージ)

熱中症になってはいけないので、冷房は使うべきだが、温度設定は27~28℃が望ましい。サーキュレーターで空気を循環させると、このくらいの温度でも涼しさを感じやすいとのこと。夏は冷たい麺類がおいしいが、胃腸を冷やすので、温かいものにしてほしいという。

ちなみに、今回紹介した対策をしているのにバテが取れない場合は、別の病気が隠れている可能性もあるので、病院の受診も考えてほしいとのことだ。秋の食事やお出かけを万全な状態で楽しむためにも、夏のいまから疲れと向き合ってみてはいかがだろうか。

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医師の川島明さん
医師の川島明さん

川嶋朗
医学博士。北海道大学医学部卒業、東京女子医科大学大学院修了。内科、腎臓病学、血液浄化、膠原病、高血圧が専門で、近代西洋医学と補完・代替医療を統合した医療を目指している。冷え性対策や温活のエキスパートとしてメディアに多数出演。現在は神奈川歯科大学特任教授、統合医療SDMクリニック院長を務める。『どうせ一度きりの人生だから 医師が教える後悔しない人生をおくるコツ』(アスコム)など、著書多数。

プライムオンライン特集班
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