宮崎・西都市の林で7月、狩猟中だった男性が“ナゾの鳥”をカメラに捉えた。
体長は50cm以上で、見た目はクジャクにも似ていたが、真っ白な体と低い鳴き声も確認されている。地元の動物園園長によれば、鳥の正体は中国に生息する、日本には存在しない外来種で、飼われていたものが逃走した可能性を指摘している。
一体なに?“ナゾの白い鳥”が出没
宮崎・西都市で7月19日、イノシシ猟に出かけた男性が近くの林で目にしたのは“ナゾの鳥”だった。
撮影者は、「最初そこにいた。木の下に。50cm以上はあったと思います。こりゃぁ見たことないなって」と語っている。

そこにいたのは、50cm以上の大きさでクジャクのような「鳥」だった。一般的なオスのクジャクは色鮮やかな羽を持ち、甲高く「カァァァ」と鳴くが、その姿は普通と違っていたという。
姿を見た撮影者は、「真っ白。一目見たとき、真っ白だなと感じた。“ホッホー”と鳴いてですよ」と話した。
林の中に消えていった“ナゾの鳥”は真っ白で、フクロウのような低い鳴き声だったという。

その時に撮影した写真を見せてもらうと、ナゾの鳥はニワトリのようにも見える見た目だった。しかし、撮影者は「ちょっと尻尾が長いですね」と語る。果たしてこのような特徴の鳥が日本にいるのだろうか。
“ナゾの鳥”の正体…中国原産の外来種か
宮崎市フェニックス自然動物園の竹田正人園長に写真を見てもらうと、そこにいるはずがない“ナゾの鳥”の正体が明らかになった。

竹田園長によれば、「多分、ハッカンというキジの仲間。野生では中国南部の比較的高い山地や森に住んでいる。誰かが飼っていたのではないか」と語っている。
また、竹田園長は「ハッカンは外来種のため、見つけた場合は捕獲して警察に届けてほしい」と呼びかけている。
(「イット!」 8月6日放送より)
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