ちょっとした運動を取り入れる
次のステップは「体力づくり」だ。全身浴で疲れがとれたと感じたら、軽めの運動を始めると自律神経のバランスが整いやすく、食欲増進やストレス発散も期待できるという。もともと疲れがたまっていない場合は、この軽めの運動から挑戦してみてほしい。

お勧めは涼しい時間帯に、30~40分ほどのウォーキングをすること。自分が「少しきついけどできる」と思うスピードで歩くだけでも、バテない体力はついてくる。
ただ、家事や育児に忙しい、足腰の状態が思わしくないこともあるかもしれない。そんな時には「生活にちょっとした運動を取り入れてみてください」と、川嶋さんは話す。

【ちょっとした運動の例】
・洗濯を干す時、1枚ごとにしゃがむ(洗濯物干しスクワット)
・掃除や食事を作る時、つま先立ちで行う(ダイエットサンダルの室内使用も可)
・移動時に階段があったら、積極的に利用する
・電車に乗っている時は、座るのではなく立つ
・自宅ではスマホをあえて離れた場所に置き、歩く頻度を増やす
・入浴時、浴槽の両側に手を当てて、右手と左手で10秒ほど突っ張る
「ちょっと面倒だな、嫌だなと感じることをやってみてください。それがいい運動になります。ジムでのトレーニングもダメではないのですが、過度な運動は疲れをためてしまう可能性があるので、強度には注意してほしいですね」