スタートダッシュの後は加速期に入る。
加速期は歩幅を広げると同時に回転数も上げ、より大きく移動する時間帯だ。
加速期の注意点
加速期に入ったら前傾させていた上体を徐々に起こしていく。上体を起こすことで自然と視線も前に向く。
そして大きく弾みながら走ることを意識しよう。できるだけ高くジャンプして空中にいる時間を長くした方が股関節を大きく動かすことができ、足を速く回転することもできる。
(詳しくは、「足が速くなりたい人は「走力アップ体操」で“歩幅”を伸ばして!回転力やジャンプ力も上がる3つのドリル」を参照)
つま先はゴールに真っすぐ向けて走る。ガニ股や内股は力を向ける方向が斜め前になるのでスピードが出ない。腕は後ろへ大きく、前へ小さく振る。
地面からの反発力を最大限に得るためには、着地面積を狭くし、体の真下に足が着くように意識する。体を1本の棒にしたイメージで、足首や膝、腰の関節をなるべく曲げないようにして、つま先、母指球、土踏まず、かかとの順で着地する。
足の裏全体で着地したり、足が体の前で地面を捉えると、重心が後ろになりブレーキがかかってしまう。また、斜め下に加わった着地の力と、その反動で生じる地面からの反発力がぶつかり合い、ハムストリングス(太ももの裏側の筋肉群)の肉離れの原因にもなる。
「早くゴールしたいからと足が体の前に出てしまうと、かかとから着地するので、踏み込んだ時に大きな負荷がかかり筋肉同士がぶつかり合って肉離れを起こしやすくなります。ケガをしないためにも正しい足の運びを意識しましょう」
